スマートフォンの地図アプリのナビ機能を、車で利用したい人にとって、簡単に後付けできる「ヘッドアップディスプレイ」(HUD)は、魅力的なアイテムだ。今回は、ネオトーキョーが2022年7月に発売した車載用HUD「HUD-2023」を使って、CarPlay経由で、iPhoneのマップアプリのナビゲーションを試してみた。価格は4万4800円(税込み) HUD-2023は、2019年に発売された「HUD-2020」の後継モデル。車のダッシュボードに固定して利用し、ナビゲーションや楽曲再生のコントロールに利用できる。TFT液晶に表示した画面が、アクリル製のスクリーン上に投影される仕組みで、運転席からフロントガラスの手前に画面が表示される状態になる。 同製品は、Appleの「CarPlay」や、Googleの「Android Auto」に対応しており、スマートフォンとワイヤレスで接続可能。先代の「HUD
はじめに 私はこの3年近くにわたり、HERE Technologies(以下、HEREと書きます)の地図作り携わっています。この記事では、グローバル企業で日本地図を作るとはどういうことなのか?について、簡単にまとめます。 地図サービスはグローバル企業による展開が主流 2000年代なら、世界各国各地域にそれぞれ存在する地図会社が、その地域独自の文化を理解した上でサービスを展開することが多かったのですが、現在では具体的にはGoogleやAppleなど、限られた大手グローバル企業が世界の各国や地域で地図サービスを展開し、多数の利用者を獲得している状況です 1 。今回紹介するHEREも、そうしたグローバル企業の1つです。 HEREと日本市場 HEREは、大手自動車メーカーを顧客に持ち、Navteqという会社名で知られていた時代を含め、B2B向けの地図サービスを30年以上にわたってグローバルに展開す
ナビタイムのナビサービスを利用できたauケータイ。左から「C3003P」(2002年3月発売)、「A5304T」(2003年2月発売)、「A5501T」(2003年10月発売)。A5501Tは歩行者向け「EZナビウォーク」に対応した 【訂正:2022年8月25日16時50分 初出時、写真中央の機種を「A5301T」(2002年9月発売)と説明していましたが、正しくは「A5304T」(2003年2月発売)です。おわびして訂正いたします。】 転機になったのは世界初のGPS搭載ケータイ ケータイ×ナビの歩みを振り返る上で、「転機になった端末がある」と話すのは「EZナビウォーク」のシステムの開発と運営を担っていた、ナビタイムジャパン代表取締役社長の大西啓介氏だ。2001年12月にKDDIから発売された、世界初のGPS搭載ケータイ「C5001T」。この発売に合わせてEZweb公式コンテンツとなったの
イーロン・マスク氏,テスラ車とSteamの統合を発表。来月中にデモの公開を予定 編集部:松本隆一 EV大手テスラのCEOを務めるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が,テスラ車とSteamの統合について自身の公式Twitterアカウントに書き込みを行い,来月にはデモを見せられるであろうと発表した。サンフランシスコのテスラ車オーナーズクラブの書き込みに,マスク氏が答えた形だ。 We’re making progress with Steam integration. Demo probably next month.— Elon Musk (@elonmusk) July 15, 2022 テスラ車にはカーナビの確認や車の制御のための大きなディスプレイが装備されており,これを使ってゲームを遊ぶことが可能だ。テスラはこのインフォティメントサービスを「Tesla Arcade」と呼び,かなり
2022年5月27日にApple Maps(Appleマップ)が、そして6月2日にはYahoo! MAP(Yahoo!マップ)が自転車でのルート検索や走行ナビゲーションに対応した。先行するGoogle Maps(Googleマップ)が現時点で10都道府県限定であるのに対して、これらは日本全国どこででも利用可能。そこで自転車のハンドル・バーにスマートフォンを取り付けて、AppleマップとYahoo!マップを試してみた。 いずれも目的地をテキストで検索するか地図上で地点を指定してルート検索を行う。Appleマップでは3つのルートが示され、それぞれの特徴や距離、所要時間、高度グラフなどを比較して選ぶことができる。高度グラフは自動車や徒歩では表示されないので、自転車ならではの機能と言える。これに対してYahoo!マップでは、ただひとつのルートが示され、関連情報は距離と所要時間だけ、と潔い。 App
大学在学中&休学中に複数のIT系スタートアップでのインターンやベンチャーキャピタルでのリサーチバイトを経験後、フリーランスとして独立。現在は「TechCrunch Japan」などでスタートアップ企業のプロダクトや資金調達を中心としたインタビュー・執筆活動を行っている。 From DIAMOND SIGNAL スタートアップやDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める大企業など、テクノロジーを武器に新たな産業を生み出さんとする「挑戦者」。彼ら・彼女にフォーカスして情報を届ける媒体「DIAMOND SIGNAL」から、オススメの記事を転載します。※DIAMOND SIGNALは2024年1月をもって、ダイヤモンド・オンラインと統合いたしました。すべての記事は本連載からお読みいただけます。 バックナンバー一覧 市場の縮小、従業員の高齢化に伴う人手不足、進まないIT化──。配車アプリの普及
日本発のコンピュータOSで世界シェアの約60%を占めるものがある。1984年にプロジェクトが開始された、組み込み型OS「TRON」だ(現在、正式にはT-Kernel)。このTRONを発案・牽引してきたのが東洋大学の坂村健教授だ。現在のIoTの先駆けとして国際電気通信連合(ITU)の「ITU150周年賞」も受賞している。未来をいちはやく構想してきた坂村氏に、世界に広がった理由などを聞いた。(ジャーナリスト・森健、撮影:塩田亮吾/Yahoo!ニュース 特集編集部) コンピュータを動かす基本的なシステム=OS(オペレーティング・システム)というと、Windows、macOS、あるいはスマートフォンのAndroidやiOSなど「情報処理用OS」が頭に浮かぶだろう。だが、名前こそあまり知られていないが、世界中の多様なコンピュータに関わる日本発のOSがある。「TRON」だ。「組み込み型OS」というタイ
自動車用音声アシスタント5機種を対象に、200問の問答実験と分析を行ったところ、各機の強み・弱みが見えてきました。実際に実験を行ったメンバーに話を聞き、各機種の特徴をまとめました。 UXリサーチ事業部 三浦志保 2020年3月9日 自動車業界に強い株式会社イードと、音声AIに関する知見が豊富なロボットスタート株式会社はこの度、双方の知見を活かし、自動車用の音声アシスタントの評価を行う実験を行いました。具体的には、5つの音声アシスタントに対して200問の問答実験を行い、その結果を記録・スコア化し、評価を行いました。この実験レポート(※動画を含む)の販売を開始するにあたり、実験を行ったメンバーに集まってもらい、実験を通じて見えてきた各社の実力や所感について語ってもらいました。なお今回評価対象としたのは、MBUX(メルセデス・ベンツ)、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント、LINEカ
Ruby on Rails, Web Services, Software Development, Startups 概要 「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大環境情報学部教授の村井純さん(64)が定年を迎え、16日、最終講義があった。村井さんは「インターネットに国境はない。国や政府が分断したり規制しようとしたりする試みは続くだろうが、若い人たちで守ってほしい」と呼びかけた。 https://www.asahi.com/ 村井先生の最終講義。16年ぶりに村井先生の講義を聞いて懐かしくなりました。せっかく良いことをたくさんおっしゃっていたので人力で書き起こしをしました。(Amazonウィッシュリスト) 講義全文 共同授業担当 佐藤特任准教授(以下教員): そろそろ始めましょうか。 村井: はい。それでは皆さん、こんにちは。インターネットの、2019年秋学期の最終回ということで集まっ
Google マップは、人々の移動を助ける便利な方法になると考えのもと、15 年前に誕生しました。その、Google マップが今日の姿へと成長する過程は、とてもわくわくするものでした。長年にわたって、系統立てて機能が加えられたことで、Google マップは単なるナビゲーション用ウェブサイト以上の存在へと進化しました。現実世界とデジタルの両方で、徒歩・車・公共交通機関・車椅子などのさまざまな移動方法にて世界を探索するための玄関口になりました。 Google マップの誕生日を祝って、15 年間の長い年月のなかでも、特に重要でエキサイティングだった瞬間を振り返ってみましょう。 Google マップの誕生:2005 年 2 月 8 日に、デスクトップ向けの Google マップを公開しました。「A 地点からB 地点に行く」を助ける新しいソリューションとして登場した Google マップは、現在では
高梨陣平 @jingbay 99台のスマホを手押し車で運び、virtualな交通渋滞をGoogle Map上で起こす。この活動によりグリーンで表示された道路を赤に変えることで現実世界に対し、自動車を他の道へ誘導するという影響を与えることが可能だ。 twitter.com/simon_deliver/… Simon Weckert @simon_deliver 99 smartphones are transported in a handcart to generate virtual traffic jam in Google Maps. Through this activity, it is possible to turn a green street red which has an impact in the physical world by navigating cars
ワンセグ機能付きカーナビの持ち主に、NHKとの受信契約を結ぶ義務があるかどうかが争われた訴訟で東京地裁は5月15日、義務ありとする判決を下した。NHKによると、カーナビの受信料について争われた訴訟は初めて。 放送法64条1項は「受信設備を設置した者」に契約を結ぶ義務があるとしている。今年3月には、テレビを持たず、ワンセグ携帯のみのユーザーについて、契約義務ありとした高裁判決4件が確定していた。 NHKの規約では、一般家庭については「世帯ごと」の徴収になるため、テレビなどで受信契約を結んでいれば、カーナビのワンセグについて追加で受信料を徴収されることはない。 しかし、事業所については、受信機の「設置場所ごと」としており、ワンセグ機能付きのカーナビが搭載されていれば、事業所が所有する自動車1台ずつからの徴収となる。 今回の判決を受けて、企業や官公庁が所有するテレビが見られるカーナビについて、受
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