詩人の伊藤比呂美さんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「猫婆犬婆(ねこばばあ いぬばばあ)」。夫が亡くなり、娘たちも独立、伊藤さんは20年暮らしたアメリカから日本に戻ってきました。熊本で、犬2匹(クレイマー、チトー)、猫2匹(メイ、テイラー)と暮らす日常を綴ります。Webオリジナルでお送りする今回は「私的ベビーシッター論――『子ども放置禁止令』によせて」。埼玉県の自民党県議団から「子ども放置禁止令」が提案され、それをきっかけに考えたこと、思い出したことがあったそうで――。(文・写真=伊藤比呂美さん) 埼玉県の、おやじだらけの自民党県議団から「子ども放置禁止令」が提案され、悪法だろうとしか思えず、ドキドキしながらニュースを追いかけていたら撤回された。ほっとした。あれをきっかけに、考えたこと、思い出したことを話したい。 家庭も家もがらがらと壊して引っ越しというかたちで、12歳のカノコと1
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