通勤電車に揺られ、時間に追われる毎日は、自分を見失いがち。子育て環境としても、都会ではいろんな制約ばかりで、子どもも窮屈そう。たまの休みに、田舎に行って、山や川の自然に触れてみると、忘れていたヒトとしての感覚が呼び覚まされる。暮らしのなかに、都会と田舎と両方を取り込むことができないだろうか。その答えは、都会と田舎の2カ所に家を持つことにあり。二地域居住を実践する馬場未織さんにお話しを聞いた。 「早朝にこの夏はじめてのヒグラシが鳴くのを聴きました。もう9回目の夏を迎えますが、ここでの暮らしに飽きることはありません」。そう微笑んで語るのは、東京に住まいと仕事を持ちながら、週末は千葉の民家で家族と過ごす馬場未織さんだ。 取材を申し込んだわれわれが、南房総市の里山の一角にある馬場さん一家の「週末の家」を訪れたのは、梅雨明け前の暑くて湿度も高い曇り空の午後。高台に位置する民家の広間には、涼しい風が吹
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