りそな銀行など3銀行を傘下に持つりそなホールディングス(HD)は25日、政府が保有する優先株式全株の取得と消却手続きを終了し、国から投入された公的資金の残額960億円を返済したと発表した。これにより、りそなHDはピーク時に3兆1280億円にのぼった公的資金を完済、2003年の実質国有化から本格化した再生への取り組みを終えることになる。 公的資金完済を受け記者会見した東和浩社長は、「(実質国有化)当初は、公的資金の返済は困難とされたが、グループ一丸となってここまで来ることができた」と意義を強調。その上で「りそなは今、(新たな成長への)スタートラインに立った」と述べ、今後は個人や中小企業向けに特化した金融機関としてサービスの充実に努める考えを示した。
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