明治時代、多くの実業家がたしなんだという茶道。織田信長や豊臣秀吉に仕え、茶道を確立した千利休は当時のイノベーターでした。今改めて、茶道を始めるビジネスパーソンも増えてきています。茶道の何が彼らを魅了するのでしょうか。今回は、茶道体験の提供を行う「茶蓮」を主宰する茶道家の保科眞智子氏にお話を伺いました。 茶道家の保科眞智子氏が主宰する「茶蓮(Charen)」は、インバウンド(訪日外国人)向けに日英バイリンガルの茶道体験を提供しています。大使館や国際イベントなどからの依頼のほか、海外のエグゼクティブ向けのお稽古も多く提供しているとのこと。インバウンド客はもちろんですが、最近では茶道を学ぶ日本のビジネスパーソンも増えてきているといいます。 茶道は伝統文化ですが、時を経てなお残っているものは、常に革新性があります。茶道の成り立ちをひもとくと、茶道自体がイノベーションであることが分かります。 茶道を