新たなiPhone16もAI性能を大幅に向上させたプロセッサや、いつでも簡単にカメラを呼び出せるデザインといった特性を生かしたアプリが増えて初めて、本来の魅力が伝わる。ただ、未来に向けてのポテンシャルの話なので、想像力があまり働かない人には「何も変わっていない」と映ってしまう。 だが、せめて製造業の関係者にはそうした表層だけを見ずに、いずれアップルを追い抜けるように、もっと深い部分を見て学び、一刻も早く中長期の戦略に投資し始めてもらいたい。 というのも、ここ数年、アップルが小さなギミックよりも、はるかに多くの労力を割いているのは、大企業にしかできない人々の価値観や社会の仕組みさえも変えてしまいそうな「大きな枠組み」であって、それらは一朝一夕ではなし得ないからだ。 そうしたさまざまな大きな取り組みの中で、今回紹介したいのが、人々の健康を守る取り組みだ。先月行われた新製品発表会では、新商品以上