スマートニュースのグロースと公共領域を担当している望月と申します。 2012年12月のリリースから2年半がたち、今では毎日200万人以上の方にSmartNewsをお使いいただいています。こうしたプロダクトの成長を、どのように社会に還元していけるだろうかと、私たちは日々考えをめぐらせています。SmartNewsが社会のために何ができるか、その根っこにある考え方について少しだけお話させてください。 「自分ごと」と感じにくい問題が増えた理由 「公共性」という言葉があります。この言葉を聞いてどんな意味を思い浮かべるでしょうか。自分の身の回りで起きている小さな出来事と、世の中で起きている大きな出来事との間に隔たりがあって、後者については自分には関係ないと感じることがありますね。たとえば、年金や生活保護といった社会保障の問題、中東で起きている紛争の問題、そして最先端のテクノロジーの話題もそうかもしれま