ファジアーノ岡山は2日、Jリーグ専務理事への就任が決まった木村正明代表取締役社長が退任することに伴い、急きょ行われた記者会見の内容を公開した。在任12年間は全Jクラブ中最長。今後のJリーグへの思い、そして「人生そのもの」と称した岡山への愛着が語られている。 「Jリーグはプロ野球と異なり、中央集権的体制でJリーグからいただける配分金は言っていいかわからないが、ユニフォームスポンサーの総額をしのぐ金額なのでJリーグが事実上の親会社であって、リーグ全体としていろいろなことに取り組んでいる中で、お話が来たら断れないことはわかっていて……」。会見に出席した木村代表は、クラブを離れるという決断が苦渋のものだったことを明かした。 2006年に社長に就任し、07年にはJFL昇格が決定。「あの年に上がっていなければ、翌年は持ったかもしれないが、クラブは無くなっていたと思う。本当に背水の一年で苦しかったし、昇