Appleは「iOS 8」のリリースにともない、新バージョンで修正した53件の脆弱性を明らかにした。 最も深刻な脆弱性では、攻撃者がデバイス上で、ルート権限でコードを実行できてしまうおそれがある。これ以外の複数の脆弱性では、カーネル権限またはシステム権限でコードを実行できてしまうおそれがある。これらの脆弱性を悪用するには、デバイス上でコードを実行できなければならないが、リモートコード実行につながる脆弱性も多数明らかにされており、このうちの1つを利用してコードが実行される可能性がある。こうした脆弱性の多くはブラウザエンジンのWebkitに存在する。つまり、このような攻撃はユーザーが悪意のあるウェブページを訪れた際に行われる可能性があるということだ。 これらの問題は、その多くが深刻なもので、古いバージョンのiOSにはまだ存在している。古いバージョンに対して修正しないのはAppleでは通常のこと