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ブックマーク / maneater.hateblo.jp (54)

  • 3/22新刊『無限の本棚』が出るむげ〜ん。 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    すっかり放置しっ放しで、たまに更新されたかと思えば宣伝ばかりになってしまっている当ブログ「蒐集原人」なのですが〜、凝りもせずまた宣伝のために更新するのです! とみさわ昭仁の書き下ろし新刊が、3月22日にアスペクトより刊行されます。タイトルは『無限の棚 手放す時代の蒐集論』というもので、小学生のときに酒ブタ(日酒のキャップ)を集めることからコレクションの道に足を踏み入れたぼくが、以後、ミニカーやら漫画やら古鍵やら顔出し看板やら廃盤レコードやら人喰い映画DVDやらの様々なコレクション活動を経てゆくなかで見つけ出した、前代未聞の蒐集論です。 皆さんは、何かをコレクションする人というのは、「蒐集欲」が強い人だと思ってますよね? そして「蒐集欲」というのは、すなわち「物欲」であるとも思っていることでしょう。ところが、そうではなかったのです。 自分で物を集めることも大好きだけど、それ以上に、何か

    3/22新刊『無限の本棚』が出るむげ〜ん。 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • 父との戦い - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    年が明け、1月7日に父が亡くなった。享年84。 ずいぶん前に脳梗塞で倒れてから、とりあえず復活はしたものの、最近はかなり恍惚の人状態だったので、そろそろ秒読みだと覚悟はしていた。昼間、ひとりで風呂に入って湯船に浸かった途端に心不全を起こし、そのままポックリ、ということらしい。16日(金)に通夜、17日(土)に葬儀を済ませた。両親の親戚だけを呼んで、あくまでも控え目に。 亡くなったのが7日(水)だから、最初はその週末が葬儀の日程になるだろうと思った。おれは1月14日から16日まで岡山出張を予定していたので、9日(金)か10日(土)に葬儀を済ませれば、出張には行けるはず。予約したホテルもレンタカーもキャンセルせずに済むだろう。 そう楽観していたら、どうも正月に人がたくさん死んだようで、地元の火葬場ではズラリと死人が焼かれるのを待っている状態だという。我が家の仏さんは早くても15日にならないと焼

    父との戦い - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • ひとりにしてくれ…… - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    自分には“師匠”と思っている人物がふたりいる。 ひとりはゲームフリークの社長、田尻智氏。単なるゲーム好きだったおれに、なぜゲームおもしろいのか、ゲームは何によって出来ているのか、ゲームを作るとはどういうことなのか、さらにはゲームの具体的な作り方のすべてを教えてくれた。ゲーム業界全体で見ればほとんど無名に近いおれだけど、それでも「ゲームデザイナーでござ〜い」ってな顔をしていられるのは、彼との出会いがあったからこそだ。 そしてもうひとりが、角川アスキー総合研究所取締役兼主席研究員の遠藤諭氏だ。そこでどんな仕事をされているのか、長い肩書きからはよくわからないのだけど、出会ったのは30年も昔。『東京おとなクラブ』というミニコミを作っておられた。飄々としているけど仕事には厳しく、適当なことばかり言ってるけど、実はたいへんな物識り。好奇心旺盛だけど、アジア料理カレーしかべない。そんな人。 フリー

    ひとりにしてくれ…… - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2013/12/30
    “HKT48の松岡菜摘さんの写真が向かい合わせになってるので、ページを閉じたり開いたりしてチュッチュさせて遊んでいるよ”
  • 真央はもう、23だから - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    埼玉県は所沢駅の正面、くすのきホールというところで「彩の国古まつり」という古書市が年に4回ほど開催されている。ギリギリで年末進行を脱出したので、明日が最終日のところを滑り込みで見に行ってきた。 なんだかんだで収穫はあり、それなりに満足はしたのだが、心に引っかかるものを見た。 浅田真央のである。 『浅田真央、15歳』(文藝春秋社)。 著者はノンフィクション作家の宇都宮直子さんだ。表紙の真央ちゃん、可愛らしいねえ。まだ15歳だよ。こんな子供が銀盤の上で大人顔負けの演技を見せるのだから、たいしたもんだよトリプルアクセル。 でも、おれは真央ちゃんファンではないし、フィギュアスケートに興味があるわけでもない。さらに珍でもないからマニタ書房の仕入れにも必要ない。だからそのままをワゴンに戻した。 で、彩の国古まつりはとにかく広い。を見ながら会場内をしばらく歩いていたら、また浅田真央のがあっ

    真央はもう、23だから - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2013/12/09
    ちなみに土曜日マリンメッセにいたけど、女子の選手で彼女が最年長だった。
  • Paint It, Black ─黒くぬれ! - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    一度でもマニタ書房に来たことがある方なら、様々に分類されたのジャンルのひとつに「やくざ」というコーナーがあるのをご存知だろう。お客様のニーズに応えるという理由はもちろんあるが、それよりも、まず店主が極道者たちにひとかたならぬ興味をもっているからだ。自分の好きなだけ売る。それがマニタ書房の基姿勢である。 あるとき、こんなを仕入れてきた。ブックオフではない。場所は忘れたが、都内のどこかで開催された古書市での収穫の1冊だったと思う。 『関東やくざ者(もん)/藤田五郎』(1971年/徳間書店) 仕入れてきたをすべて読むなんてことは不可能なので、このもしばらくは適当に積んでおいた。そしてあるとき、気まぐれで中をパラパラめくっていて、以下のような箇所を発見した。 文のある箇所が、極太マッキーで黒々と塗りつぶされているのだ。分量にして3行。なぜ塗りつぶされたのか? 何が書かれていたのか? 

    Paint It, Black ─黒くぬれ! - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2013/12/06
    “古本の痕跡からそういうストーリーを勝手に読み解いて、あり得るかもしれないドラマをたのしむ”この前出しかけのアンケート葉書が挟んであったの見つけて、思わずスキップ踏みそうになった。
  • ファイティング80's全放送リスト - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    1980年、自分は東京・蒲田にある日工学院という専門学校に入学した。専攻は立体製図科だ(この立体製図という技術が、のちにパソコンの進歩と普及で“CAD”になっていった)。 自分程度の学力で入れそうなところで、立体製図科のある学校が日工学院くらいしかなかったからそこを選んだわけだが、あの学校自体は放送や映像に関する技術者の育成に力を注いでいる。そのため、学内にはかなり立派な音楽ホールと、そのステージを撮影するためのスタジオ機材があった。それらの設備を利用して毎週のように収録・放映されていたのが、TVK(テレビ神奈川)のロック番組『ファイティング80's*1』だった。 番組の基スタイルは、ライブステージの録画放送だ。MCを宇崎竜童が務め、毎回1組か2組のバンドがゲスト出演して生演奏をする。観客は入場無料。当日の昼過ぎくらいにその日の入場整理券が配布される。もちろん、学校外のファンも整理券

    ファイティング80's全放送リスト - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2013/03/16
    モッズの「Two Punks」の歌詞が違うんですよね。
  • 集めきられん『江戸川乱歩全集』の思ひ出 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    自分が最初にコンプリート、すなわち“完集”という概念を意識したのは、1978年に講談社より刊行された『江戸川乱歩全集』(函入り、全25冊)だった。 当時17歳。好きな漫画の単行を買い集めるために、バイトしては屋に通いはじめた頃。たしか書店の店頭にあった何かの雑誌で、この全集が刊行開始されたことを知った。多くの人がそうであるように、乱歩作品は小学生時代にポプラ社の「少年探偵団シリーズ」で親しんでおり、その大人向け作品の全集ということで興味を惹かれた。 といっても、小遣いの大半は漫画とプラモを買うために費やしているような小僧だったので、こんな函入りのお高い全集をすべて買いそろえることはできなかった。それでも、最初の3冊くらいまでを必死に買っていたのにはワケがある。 外函がこんな装丁だったからだ。 ※以下、写真はネットで拾ってきたやつ。 こんな具合に連続したデザインになっていて、1巻から番号

    集めきられん『江戸川乱歩全集』の思ひ出 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2012/03/06
    この「乱歩全集」とか、あと大島弓子選集http://bvsbooks.shop-pro.jp/?pid=32804671みたいに「右から1→2・・・」ってなってるのって、古本屋、新古書店で逆に並んでて妙に気持ち悪いことになってりすることあるよね。
  • 人生に影響を与えた45曲 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    有名ミュージシャンたちがそれぞれ影響を受けてきた45曲を紹介する、フジテレビ音楽番組「MUSIC SOUP -45r.p.m.」がおもしろい。サイトにはいろんなミュージシャンの45曲リストがアップされていて、それを見ているだけでもいろんなことが見えてきて興味深い。 というわけで、ミュージシャンでもなければ、有名でもないおれだけど、こういうのはすぐにマネしたくなっちゃう性分なので、さっそくリストアップしてみた。以下、とみさわ昭仁を形成してきた45曲。思いつくそばから書き出してみたので、順番はあんまり気にしないで。 Every Kind Of Vice / Dr. Feelgood (Marie's The Name) His Latest Flame / Elvis Presley Crazy Dream / フリクション You're So Cool / Hans Zimmer(True

    人生に影響を与えた45曲 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2012/01/06
    アルバムだったら33と1/3枚選ばんといかんのかな
  • 神保町・さぶちゃんの半ちゃんらーめん - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    「どさん子」という名前の札幌ラーメン店が都内にぼんぼん出来はじめたのは、おれが小学校にあがったぐらいの頃だっただろうか。サンヨー品がサッポロ一番の発売を開始したのが1966年で、そのあたりから札幌ラーメンブームが始まったんだよな。 でも、それまでの東京には、いわゆる東京風の正油ラーメンしかなかった。薄口醤油味のスープに細いちぢれ麺。具はシナチクとチャーシューとナルト。あとはネギ。固ゆでたまごをスライスしたものが入っているときもある。 当時、森下町の交差点のすぐ近くに伊勢屋という甘味処があって、そこのラーメンがまさにそういうタイプだった。オフクロの買い物にくっついていった帰りに、伊勢屋でラーメンべさせてもらうのが何よりの楽しみで、いったい何杯べたか数えきれない。ソウルフードってやつだ。自分にとって“ラーメン”というと、まずアレを思い浮かべる。 ラーメンはだいたいなんでも好きなので、と

    神保町・さぶちゃんの半ちゃんらーめん - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2011/12/07
    「そういう作務衣が似合いそうなラーメンには用はない」
  • 南千住・大林酒場の牛もつ煮込み - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    チェーンの居酒屋ならともかく、ちょっと気の利いた飲み屋となると、土日祝日は休んでしまう店が多い。けれど店が休みだからって、呑ん兵衛どもの肝臓まで休みになるわけではない。したがって、そういう曜日には呑ん兵衛難民が数多く出現することになる。自分も間違いなく、そうした難民の一人だ。 先週の日曜日。愛用の『東京飲み歩き手帳/浜田信郎』(ぴあ刊)で調べると、南千住の「丸千葉」という店が水曜定休、すなわち日曜でもやっているとあった。山谷のドヤ街におそれをなすような年齢でもないので、南千住の駅で降り、泪橋を抜けて目指す丸千葉まで歩いていった。 10分ほどで到着。店内からはにぎやかな喧騒が聞こえてきたが、一人くらいならなんとかなるだろうと硝子戸をあけると、満席だった。人差し指を1立てて、店員さんに目線で問いかけるが、残念そうに首を振られた。 それじゃあ仕方がない。 軽く肩を落として「やれやれ」みたいな小

    南千住・大林酒場の牛もつ煮込み - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • 中古盤屋で語る自分史 その2 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    【2】廃盤ブーム到来 当時スタートしたばかりの『タモリ倶楽部』を見ていたら、「廃盤アワー」というコーナーで廃盤歌謡曲専門店の「えとせとらレコード」という店が紹介されていた。 「廃盤アワー」というのは、放送作家の佐々木勝俊*1氏による企画で、番組中に佐々木氏が懐かしの廃盤レコードを紹介しては、タモさんと一緒に曲を聴きながらげらげら笑うという他愛もないものだった。このコーナーのおかげで“廃盤”という価値観が一般視聴者にも認知されるようになり、廃盤歌謡曲を集めるのが密かなブームになり始めた。 この店ならば『白い蝶のサンバ』があるかもしれない! と思ったおれは、翌日さっそく会社の帰りに寄ってみることにした。中古レコードだから必ず在庫があるとは限らないけど、入手する手掛かりくらいはつかめるだろうと思っていた。 で、店を訪れ、ドアを開け、店内を見回したら、いきなり壁に『白い蝶のサンバ』が掛けてあった。

    中古盤屋で語る自分史 その2 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2011/08/31
    [えとせとらはタモリ倶楽部だけでなく、様々な雑誌の記事に珍しい廃盤歌謡のジャケット提供を行なうことで、廃盤ブームを広げていった。」なるほど。
  • 中古盤屋で語る自分史 その1 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    思うところあって、自分とレコードコレクションとの関わりをまとめておくことにした。以下、5回に分けて掲載する。 【1】廃盤、夜明け前 いまから30年ぐらい前。つまり1980年前後。 当時おれはまだ専門学校生で、音楽はパンク6割、テクノ2割、ハードロック1割、歌謡曲1割ぐらいの比率で聴いていた。LPを50枚ほど持っていただろうか。純粋に聴きたいレコードを小遣いの範囲で買うだけで、コレクションをしているという意識はなかった。もっぱら地元のレコード屋に行って新譜をあさる程度で、中古盤屋にはあまり行っていない。けれど、この頃が中古レコード市場で歌謡曲のドーナツ盤がもっとも安く買えた時代だった。 世間では、まだアナログ盤が主流ではあったけれど、若者の意識はすっかり洋楽指向になっていて、歌謡曲なんてのは“ダサいもの”の代名詞だった。だから中古盤屋に行っても、歌謡曲の廃盤なんてゴミ同然。棚にすら置いてもら

    中古盤屋で語る自分史 その1 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • 古本たずねて神戸弾丸ツアー その13 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    これで神戸弾丸ツアーのレポートは最終回だから、安心しな! メガネ屋さんの変なキャラに見送られて、三宮センタープラザの探索を終えたおれは、バスの発車までもうちょいある時間をつぶすために、居酒屋に入ることにした。どうせなら、あんまり関東の店ではえないっぽいものがいーなーと思って、おでんにした。いや、おでんはどこでもえるけど、具がちがうんじゃないかと思ってサ。 左)西のおでんは牛スジ。いまは東京でも普通に入ってたりするけど。 中)これこれこれ! これがべたかった、鯨の“コロ”。いい歯応え。 右)おでんだけでは物足りなかったので、鱧(はも)皮も注文しちまおう。 ほいで、いい心持ちになったところでバスの発着所になっている神戸市役所・花時計前へ移動する。地下道からそのまま行けるようなので、荷物のカートをコインロッカーから回収してゴロゴロと引っ張っていく。 地下道の壁面を見ると、子供たちが描いた絵

    古本たずねて神戸弾丸ツアー その13 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2011/05/30
    なぜ「大西絵梨香」は「大西 絵梨香」ではなく「大 西 絵梨香」なんだろう。んで、「阿比留 優」とか「秦 佐和子」なんて場合はどんなバランスになるんだろう。
  • 非常時の中のささやかな幸福 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    似ているものを探すためには、普段からいろんなもののイメージを記憶に入れておかなければいけない。店頭での表紙やビデオのジャケなんかを見たときに、「あれ? このデザインなんか見覚えがある……」と思ったら、高速で脳内検索をして、似たものどうしを合致させるのだ。 その場ではすぐに思い出せなくても、家に帰ってネットで検索することも多い。いまは似た画像の検索ができるサービスなどもあるが、精度が低くてあんまりアテにはならない。 ネットをウロチョロしていてたまたま見かけたこのビデオのジャケは、非常に簡単だったね。三角形の部分が船の舳先を連想させ、そういえば『タイタニック』のビデオジャケもこんなんだったよなーと、思い起こさせてくれた。ただ、それだけで「似てるもの」認定してしまったのでは、おもしろがる対象としては弱い気もするんだな。この程度のことだけで「似てる!」って騒いだら、世の中なんでもかんでも似てるこ

    非常時の中のささやかな幸福 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2011/03/16
    これ『JAWS』じゃないのかなぁ。/流石P師匠!!
  • 横山やすしがやって来るメガネ!メガネ!メガネ! - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    ま、ちょっと言ってみたかっただけで、実際にやすし師匠はやって来たりしないんだけど、このリズム感はやっぱり何度口にしても気持ちいい。表紙イラストも併せて正真正銘のメガネだ。 ▲『眼鏡めがねメガネ/高橋功』(1982年 広論社) とにかく眼科医の書いたこのには古今東西いろんなメガネが紹介されているのだろう。このを読めばメガネに詳しくなれるに違いない……。そう思って表紙をひらいてみると、 この小著を 嗣子、満の座右に 岸田 武氏の机下に そして 森 文雄氏の御霊前に 捧ぐ なーんて献辞が書かれている。嗣子って誰だ? 文雄氏って誰だ? おそらく家族や恩師たちの名前だと思うが、妙に写植のサイズがデカくて違和感を覚える。だが、まあいい。文筆が業でない人がを出したときには、このように自分賛美の変形として、周辺人物への献辞や謝辞に力が入ってしまうことがよくあるのだ。驚くほどのことじゃない。 で、

    横山やすしがやって来るメガネ!メガネ!メガネ! - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2011/02/15
    「このリズム感はやっぱり何度口にしても気持ちいい」水野先生も草葉の陰で
  • 切手はひと舐め1ピコキュリー(嘘ビア) - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    『切手でつづる原子力/三島良績』(1983/サンケイ出版) たしか銀座松屋の古書市で手に入れたのだったか。コレクションをテーマにしたには滅法弱いおれが、こんな魅力的なタイトルを見せられたら買わないわけにいかない。何よりも、こので採り上げられている「原子力切手」という言葉の語感にギョッとさせられる。もちろん、単に原子力をテーマにした図柄の切手だということはわかる。これらの切手が作られた当時、原子力は未来のエネルギーとして人類の期待を一身に背負っていたのだから、切手の題材に選ばれたとしてもなんら不思議はない。でも、やっぱりちょっと舐めたら死にそうな気もするんだよな。 見た感じ、よくある珍奇なコレクション紹介かと思えるのだが、よく見ると肩書きがすごい。「東大名誉教授」ときて「切手文化会会長」だ。勤勉と道楽がものすごい親密さで共存している。そんじょそこらのコレクターとはワケが違うのである。

    切手はひと舐め1ピコキュリー(嘘ビア) - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2010/10/28
    タイトルが・・・P&Gのカバーといえばいいのかな?
  • 人喰い人種の夜這い棒 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    『人喰い人種の国/風見武秀』(1961/二見書房) 戦時中、ニューギニアに配属されていた著者が、終戦後にカメラマンとなってから、ふたたびニューギニアの地を訪れ、現地の人喰い人種の暮らしぶりをレポートした。 ニューギニアに限らず、戦争中はどこの任地でもあったことだと思うが、この著者の部隊でも、現地で行方不明になってしまい帰国できなかった戦友が何人もいたのだという。その人達、気の毒だとは思うけど、もう生きてないよね。敵の弾丸に当たったのかもしれないし、猛獣か人喰い人種に喰われちゃったのかもしれない。あるいはマラリアとかで命を落としたのかもしれない。戦争の悲劇というのは、敵だけがもたらすものではないんだな。 いずれにせよ、戦争で無理矢理に連れていかれたそんな恐ろしいところには、普通は二度と戻りたくないと思うものだ。ところが、この著者は躊躇せずにニューギニアの地を再訪してしまう。この感じはなんだ

    人喰い人種の夜這い棒 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2010/08/30
    これって、例えば北川景子が寝てると思って大久保さんだった場合に・・・逆の場合もその後はどうなんだろ。
  • ゲゲゲ展にいってきた - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    水木しげる先生の米寿を記念して、銀座松屋で開催されている「ゲゲゲ展」を見てきた。行ったのが初日であり、しかもいまNHKの朝ドラが絶好調なこともあって、ものすごい人出。会場内は水木ファンで寿司詰め状態だったよ。入場料が大人1000円というのも値頃でよかったのかもしれない。水木作品の原画が1000円で見られるなら安いもんだよなー。 水木プロダクションの2大アシスタントとして知られるつげ義春、池上遼一。この二人の作風から、水木漫画のあの緻密な背景は二人によるものと思っている人も多い(おれも最近までそう思ってた!)。でも、実際にはあの二人がアシスタントに来る前から、水木先生の漫画って背景のクオリティが半端なかったらしい。実写ドラマ版『悪魔くん』のヒットで仕事量が一気に増え、プロダクション化してからは背景はほとんどアシスタントに任せるようになったという。その際に、背景描写のテクをアシスタントに叩き込

    ゲゲゲ展にいってきた - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    shidehira
    shidehira 2010/08/16
    「点々は菅ちゃんが打ったものなのか」で、私は正確に67秒笑った。
  • 『人喰い映画祭(満腹版)』発売記念トークライブ - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    拙著『人喰い映画祭(満腹版)』の発売まであと3日となった。いやー、やっとになるんだなあ。感慨深いなあ。 思い返せば4年前。大好きなアニマルパニック映画を片っ端から見ては淡々とレビューを書いて更新していくブログのアイデアを思いついたのが、2006年の暮れだった。最初はブクログで作り始めてみた(→その跡地)が、どうも違うような気がしたので、すぐにやめて、それまでココログでやっていた按図策駿というブログを間借りして始めたけど、カテゴリの設定がうまくいかなかったのでこれもやめて(→その痕跡)、新たにJUGEMブログを借りて正式スタートさせたのが2007月の3月だった。 とにかく目立つために、ブログのヘッダーは凝って作った。人喰い生物をコラージュするというのだけは最初に決めてあって、あとは大好きだったブログ「赤兜」を参考にして作っていった。右端になぜかナマハゲがいるのはヒライさんへのオマージュだ。

    『人喰い映画祭(満腹版)』発売記念トークライブ - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
  • せんべろ古本ツアー - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    安田理央さんと柳下毅一郎さんという人間的にかなりアレな二人が、昼間から飲める店をハシゴしながら古屋めぐりをするという駄目人間極まりない企みをしていて、おもしろそうだからおれも一枚噛ませろ〜、と後乗りで参加したつもりだったのだが、どうやら計画の発端は「つくたま古ハンティング」だった模様。おれか! 日のコースは、赤羽をスタート地点として川口、蕨を通って浦和がゴール。なぜこのコースかというと、ここいらは安田さんの地元で、飲み屋もそうだけどなんといっても古屋に土地勘があるからだ。古屋の位置はネットで調べるよりも地元の人に聞くのがいちばんだからね。 ともかく、平日の昼間、というか朝10時、赤羽の立ち飲み「喜多屋」に3人が集合。ここはハイボール180円、つまみも串焼きが1110円〜という格安値段で、1000円も使えばべろべろに酔える、いわゆる「せんべろ」と呼ばれるアル中御用達の飲み屋なのだ

    せんべろ古本ツアー - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)