大阪府・市統合本部は28日、同市立特別支援学校12校について、2015年4月に府へ移管することを決めた。市が土地と校舎を無償で府に譲渡する一方、府は教室改修費などを負担する。府市両教委は2月に始まる両議会に、学校の廃止・設置に関する条例改正案をそれぞれ提出する。 府に移管される市立特別支援学校は現在、市内にある10校と、15年度に開校予定の2校。土地・校舎を譲り受ける府はコンピューターシステムや教室の改修費、耐震強化などの工事費を負担するほか、これまでの校舎建設などで生じた市の残債約10億円も引き継ぐ。 統合本部では、大阪市立高校に関しても、今年度末に閉校する3校を除く全20校の府への移管を目指している。会合では、同府枚方市にある「大阪市立高」については時期を明示せず、条件が整い次第移管することを決定。残る19校は「市を複数の特別区に分割し、府と再編する大阪都構想が実現すれば、都に移管する