【東方新報】中国西北部の陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)の「秦始皇帝陵」の1号坑で、当時の霊きゅう車と推測される木製の四輪馬車など新たな遺物が出土したことを、「秦始皇帝陵跡博物院(Emperor Qinshihuang's Mausoleum Site Museum)」が明らかにした。 四輪の木造馬車は、2000年以上も地中に完全に埋もれていた。全長は7.2メートルで、幌にはカラフルな絵柄が描かれていた。馬車のほかにも動物の遺体や馬具、さまざまな種類の木造馬車の残骸が散乱していた。 発掘プロジェクトの主任考古学者である蒋文孝(Jiang Wenxiao)氏は、この馬車は古代にひつぎを運ぶために使われていた「霊きゅう車」だった可能性が非常に高いことを明らかにした。 蒋氏はまた、他の馬車とともに発見されたこの四輪馬車によって、秦王朝時代の「非常に珍しい葬儀の伝統」が明らかになったと