NHK公式【大河ドラマ「光る君へ」】時代考証を担当する倉本一宏さんに、藤原道長が出家をした理由などについて伺いました。<ドラマをもっと楽しむコラム>
明治大学法学部教授、大学史資料センター所長/図書館長 村上 一博 今週の放送から登場した笹竹のお品書き。 現在、当館では「甘味のお品書き」の面を展示していますが、 反対面は「寿司のお品書き」になっています。 桂場が、ついに、第5代最高裁長官に就任しました。昭和44年1月のことでした。「笹竹」(梅子の「竹もと」と道男の「笹寿司」が合併)で、多岐川の快気祝いもかねて、団子で、お祝いの会がもたれましたが……桂場は終始浮かない顔でしたね。 戦後、家庭裁判所が発足してから20年、日本は高度経済成長を遂げて社会は大きく変化しました。学生運動が、砂川事件から日米新安保条約締結反対=「60年安保闘争」へと発展、次いで、ベトナム戦争への日本の加担、日米安保条約の更新反対を理由に、「70年安保闘争」と過激化していきました。東大では、安田講堂が医学部学生らによって占拠され、機動隊員による強制的解除により、抵抗し
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「原爆裁判」とは、昭和30年代に被爆者によって原爆投下の違法性が初めて法廷で争われた国家賠償訴訟のこと。この裁判をご存知なかった方も多いのではないでしょうか。 広島や長崎で被爆した人たちが日本政府の責任を追及した裁判です。非常に重要な裁判だったにもかかわらず、今の世の中で一般の人には半ば忘れ去られた裁判でもあります。 取材にあたり、東京地裁に問い合わせてこの裁判記録の保管状況を調べてもらいましたが、資料は廃棄されているとのこと。本来は裁判所が「特別保存」すべきものですが、近年全国の裁判所で民事訴訟記録の大量廃棄が明らかになり、原爆裁判記録も判決文を除き、すべて捨てられていました。残念なことです。 原爆をめぐっては「被爆者」の認定を求める集団訴訟が今も続いていますが、原爆裁判の意義は、「原爆投下は国際法に違反するか」を直球で問うものだったことです。私は『家庭裁判所物語』(日本評論社)を書く際
明治大学法学部教授、大学史資料センター所長/図書館長 村上 一博 9月3日(火)から新たな衣装、小道具等を展示しています。 写真は寅ちゃんと優未ちゃん親子が着た黄色いワンピースとよねさんのスーツです! 第23週は、雲野六郎弁護士(塚地武雅さん)が死去するシーンから始まりました。原爆裁判の口頭弁論がようやく始まろうとするとき、くも膜下出血で(したがって、頭を押さえて倒れるはずだったのですが、おにぎりを持っていたので……倒れてもおにぎりを離しませんでした)突然死してしまったのです。雲野の遺志を継いで、轟とよねが岩居を補助して、原爆裁判の弁護を担当することになりました。 ここでの雲野六郎は、岡本尚一という実在の弁護士をモデルにしています。極東国際軍事裁判にも関わった岡本は、原爆投下という戦勝国側の行為が何等の責任も問われないのは不公正であり、また1899(明治32)年のハーグ陸戦条約(「陸戦ノ法
「虎に翼」第112話、よねの国側請求鑑定人(嘉納教授)に対する反対尋問があまりにも見事だったので、その解説を試みます。なお、国指定代理人訟務検事の反町は鑑定申請を行い、嘉納教授は裁判所によって鑑定人として採用されているので、嘉納教授に対して行われたのは「質問」(民事訴訟法215条の2)だったのではないかとも思いますが、ここでは「鑑定人尋問」としていた「虎に翼」本編を前提に「尋問」という言葉も用いることにします。 【2024年9月8日追記】鑑定人質問になったのは平成15年以降であり、「虎に翼」112話当時では鑑定人尋問が正しい旨のご指摘がありました。 大変わかりやすい解説、共感しました。 1点だけ、鑑定人質問は平成15年民訴改正からであり、その前は鑑定人尋問で正しいです。尋問なので順番もあれでよいと思います。 — 鳥取の弁護士 (@yonago47) September 7, 2024 まず
大河ドラマ「光る君へ」で、書道指導を担当する根本知さとしさんにインタビューしました。吉高由里子さんをはじめとするキャストに書道を教えているのをはじめ、「光る君へ」の題字の揮毫、画面にたくさん登場する書の制作など、「書」のドラマには欠かすことのできない存在です。(聞き手・美術展ナビ編集班 岡部匡志) おなじみの題字も根本さんの揮毫 吉高さんの努力する才能に驚き Q まひろが「源氏物語」を書き始める場面が目前に迫ってきています。吉高さんは左利きですが、練習すればあんな風に利き手ではない手で筆を扱えるものなのですか。 A 吉高さんがすごいのです。誰もができることではありません。私も、利き手ではない左手であんな風に書くことはできません。吉高さんは大変な努力家で、さらりと書いているようにみえて、自宅でのお稽古量が膨大なのです。吉高さんはよく「家で泣きながら書いているんだから」と言ってます(笑)。私の
明治大学法学部教授、大学史資料センター所長/図書館長 村上 一博 Ⓒ三淵邸・甘柑荘保存会 初代最高裁判所長官・三淵忠彦(1880-1950) 寅子は、初代最高裁判所長官の星朋彦(平田満さん)の戦前の著書『日常生活と民法』を、息子の航一(岡田将生さん)とともに改訂する作業をすることになりました。星朋彦のモデルは、三淵忠彦であり、その著書『日常生活と民法』の初版は大正15年です。民法を普及させるため、日常生活に即して平易に講述したものでした。例えば、妻の無能力については、「これには理由があるのであって、我国では夫婦と云ふものは、平等の立場に在るものとは見ない。妻は常に夫の権力の下に服従して居るものと見る。家庭の平和を維持するには妻を無能力者とする必要があると見られて居る」。これを「甚だ不都合な、不平等な制度である」といった非難は「殆ど顧みられ」ず、非難「して居る人は沢山はない」と述べています。
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どうも! 朝ドラ見るるです。 今週は、ついに愛の裁判所こと、「家庭裁判所」設立の巻! トラコ(寅とも子こ)は、仲が悪い「少年審判所」と「家事審判所」の間を取りもって合併させるべく大奔走。さらに、“クセつよ”上司・多岐川さんの登場やヒャンちゃん(香淑)との意外な場所での再会などなど……。今週も盛りだくさんの内容でした! それにしても気になるのは、ドラマの中で少年審判所と家事裁判所の面々がめっちゃ対立していたこと。う〜ん、そもそも、2つはどんな機関だったの? どこまでが史実? ……というわけで、NHK解説委員で、家裁の歴史をまとめたノンフィクション『家庭裁判所物語』の著者でもある清永聡さんに、詳しく話を聞きました。 「少年審判所」と「家事審判所」、そもそも一体どんなもの? 見るる トラコの奮闘の甲斐かいあって、家庭裁判所が発足しましたね! ドラマでは、その準備がとーっても大変そうでしたが、「少
明治大学法学部教授、大学史資料センター所長/図書館長 村上 一博 東京家庭裁判所 玄関(東京都千代田区) 第11週は、花岡の死去に始まり、家庭裁判所の旗揚げで終わりました。 花岡の悲劇的な死については、轟と同じ佐賀の出身で裁判官になったという設定でしたから、早い時期から、もしやと悪い予感がしていた方もおられたかもしれません。ヤミ買いを拒否して餓死した判事として広く知られているのが、佐賀出身の山口良忠判事です(青森地裁の保科徳太郎判事も同じ理由で餓死しています)。山口は、昭和22年10月に33歳で亡くなっていますから、花岡が死去したのとほぼ同じ時期です。佐賀高等学校から京都帝国大学を卒業したのち(花岡は帝大進学をあきらめて明律大学に入学しました)、高等試験司法科に合格して裁判官となり、横浜・甲府・東京地裁を経て、昭和21年10月から東京区裁判所で経済事犯(食糧管理法違反)担当の判事となりまし
TVアニメ「逃げ上手の若君」放送情報TOKYO MX:2024年7月6日(土)より毎週土曜日23:30~ とちぎテレビ:2024年7月6日(土)より毎週土曜日23:30~ 群馬テレビ:2024年7月6日(土)より毎週土曜日23:30~ BS11:2024年7月6日(土)より毎週土曜日23:30~ MBS:2024年7月6日(土)より毎週土曜日26:08~ RKB 毎日放送:2024年7月9日(火)より毎週火曜日25:58~ 長崎文化放送:2024年7月10日(水)より毎週水曜日25:18~ 宮崎放送:2024年7月10日(水)より毎週水曜日25:26~ 愛媛朝日テレビ:2024年7月10日(水)より毎週水曜日25:50~ HTB 北海道テレビ:2024年7月10日(水)より毎週水曜日25:55~ テレビ新潟:2024年7月10日(水)より毎週水曜日25:59~ 中京テレビ:2024年7月1
「虎に翼」の第2週は、明律大学女子部に寅子が入学するところから始まりましたね(入学式のシーンで使われた校旗が、現在博物館で展示されている校旗です)。ドラマでは、貧弱な学長が入学式で挨拶していましたが、実際の明治大学の学長は横田秀雄という元大審院長(「大正の大岡越前」と呼ばれた学識豊かな名裁判官で、並の裁判官ではありません)であり、女子部開設の理由と歴史的意義を述べた名演説を行っています。明律大学校舎も登場しましたね。つくばみらい市にあるNHKの施設「ワープステーション江戸」のセットで撮影が行われました。大学史資料センターが提供した当時の校舎の写真をもとに、CGで、建物を3階建てに嵩上げしたうえで天井に丸いドーム(明大の象徴)を付けてもらいました。いくら目を凝らして見ても、セットとCGの境目は分からないと思いますよ。 ドラマでは、女子部の第1期生は80名が入学し1年後に7名にまで減少、寅子は
※このエッセイには性暴力場面の撮影に関する記述があります 12 インティマシーコーディネーター 昨年はハードな役が続きました。何人もの愛人を囲い、人を殺めることもためらわない詐欺師。歯向かう者は消し、臓器ブローカーに死体を売り払う男。ショットガンで人を撃ち、手をナタで切り落とすサイコパスの連続殺人鬼。 中でも一番ハードだったのは、自分の娘に幼い頃から性的暴行を加え続けている父親の役。そう、NHKドラマ「大奥」で演じた徳川家慶です。放送後、大きな反響をいただきました。 この作品は、まず台本を読んだ段階でストーリーがとても独創的なのが気に入りました。が、僕にとっても娘役の俳優さんにとっても心身ともにハードな現場になるのは明らかでしたので、お受けするにあたって僕は必ず「インティマシーコーディネーター」さんを付けてください、とお願いしました。制作サイドも最初からそのつもりでいらしたというので、それ
ひさしぶりに平安時代を舞台とする大河ドラマ『光る君へ』がはじまり、一大ムーブメントが沸き起こっています。でも、ちょっと待って。背景を知れば、もっと楽しく味わえるはず。『謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年』を刊行したばかりの榎村寛之さんにエッセイを寄稿して戴きました。(なお、榎村さんのエッセイは下記もご覧下さい) 坂東巳之助さん演じる円融天皇と本郷奏多さん演じる花山天皇は…オジとオイ?複雑すぎる『光る君へ』前後の天皇と藤原氏の関係を日本史学者が整理 『光る君へ』宮廷政治の立役者!町田啓太さん演じる公任ら「一条朝の四納言」登場も<90歳まで現役>ロバート・秋山さんの実資はさらにデキる官人だった…日本史学者が整理 天皇の即位と三種の神器 大河ドラマ『光る君へ』を見ていて、上手く演出しているなぁ、でも少し補足が必要かなあというところがしばしばある。 1月28日の放送分でいえば
今から1000年の昔の日本は、いったいどのような社会だったのか? 天皇や貴族たちの生活は? はたまた、ドラマに登場する紫式部や藤原道長たちはどのような人物だったのか? 時代考証を担当する倉本一宏氏に、最新の研究成果も交えながら解説してもらった(後編はこちら)。 戦もなく、人々が比較的豊かだった平安時代はもっと評価されていい ――「光る君へ」の時代考証を担当することになった経緯を教えてください 2022年5月に「光る君へ」の内田ゆきチーフ・プロデューサーからご連絡をいただき、作品の内容について相談を受けて、それに応えるという日々が続いていたのですが、そのうちにスタッフのみなさんからも相談を受けるようになって、正式に時代考証を担当することになりました。 お引き受けした理由は、平安時代史、当時の政治状況や後こう宮きゅう(天皇のきさきや女官たち)の情勢、人々の生活を、より多くの方に理解してもらえる
『作品を支える脚本の魅力とは』 ――文化を伝える放送脚本・台本を未来へつなぐために―― 第一部では『アンナチュラル』『フェンス』映画『ラストマイル(今夏公開)』など数々のオリジナルドラマを手掛ける脚本家・野木亜紀子氏と共に『マッサン』『ちむどんどん』映画『フラガール』のほか演劇ユニット「羽原組」を立ち上げ活躍中の脚本家・羽原大介氏をゲストに、オリジナル脚本の魅力と日本のドラマについてなど切り込んでお話しいただく予定です。司会は日大芸術学部の中町綾子教授。 第二部は、様々なアーカイブ施設からゲストを招き、活動の成り立ちや共通する悩み、活用の将来展望などを語って頂きます。 【日時】2024年2月18日(日) 13時30分~17時 【開催】ZOOMによるオンライン開催を予定 ※Zoomウェビナーの参加手順について ※参加用のURLは前日までにお送りいたします。 【参加無料】定員300名(お申込み
沖縄芝居役者で映画などでも活躍した平良進(たいら・すすむ)さんが27日午後5時20分、老衰のため宜野湾市宜野湾の自宅で死去した。89歳。旧平良町(現宮古島市)出身。通夜は30日午後2時から8時、那覇市銘苅3の22、サンレー那覇北紫雲閣で執り行われる。告別式は2月2日午後4時から4時45分、サンレー那覇北紫雲閣で。喪主は長男勉(つとむ)さん。 1934年生まれ。10代で翁長小次郎一座に入団。故真喜志康忠さんの率いたときわ座、劇団潮を経て自身の率いる劇団綾船を立ち上げた。同じく役者で妻の故平良とみさんと二人三脚で活躍した。舞踊家の故宮城美能留さんが率いた沖縄歌舞団にも参加し、国内外を回った。 ベテランの味わいと独特の軽やかさがある芸風で二枚目からコミカルな役、貫禄のある役まで幅広くこなした。沖縄芝居だけでなく映画や現代劇、シェークスピア作品にも挑戦した。飾らない人柄で周囲の人々に慕われていた。
昨日かなり遅ればせながら、大河ドラマ「光る君へ」の第1回を観た。 力の入ったセットや小道具で、それらしい雰囲気が出ていてよかった。大筋で雰囲気が出ているから、細部にあるアナクロニズム(後の時代のものごとが紛れこむ時代錯誤)が、かえっておもしろい。 「光る君へ」の調度品のしくじりを発見。 藤原兼家の後ろの唐屏風に書かれている人物が明らかに清国人w(平安時代だったら宋代か唐代の人物のはずなのに)#光る君へ pic.twitter.com/zwc1jeaayX — 介 (@suke88887) January 7, 2024 視聴前にこのツイートを見ていたから、多少の先入観があったことは否定できない。けれども、過去を描くのにアナクロニズムはつきものだ。無毒なアナクロニズムなら、アナクロニズムとして美味しく楽しめばいい。 第1回は少女時代の紫式部の話。ちなみに「少女時代の紫式部」という表現もアナク
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