TDPというのはプロセッサーが最大でどれくらいの放熱をするものなのか示す値です。放熱が大きい=消費電力も大きくなり、それだけ高速な演算ができるようになる目安。VAIO(株)製になる前のソニー製VAIOのときはデスクトップPCの「VAIO Tap 21」を含め、全てのモデルが超低電圧版のUプロセッサーを搭載していました。 その昔、20年くらい前のPCではデスクトップPC、A4型ノートブック、B5型サブノートという3つのラインナップに分かれていましたが、それぞれが標準電圧、低電圧、超低電圧プロセッサーを採用。サブノートPCで使われるようなプロセッサーを全てのソニーVAIOラストモデルで搭載するようになってしまっていたんです。それは非力なPCになってしまうわけです。 その後、VAIO(株)製PCとして新しいモデルが開発されたときに低電圧版プロセッサーを搭載した「VAIO Z」、そしてなんと標準電