ビジネスへのIT利用促進を目指す一般社団法人のアドバンスト・ビジネス創造協会(ABC協会)は、システム開発に関わるユーザー企業とITベンダーのトラブルについて第三者の立場から調査し、解決策を提示する組織「システム・トラブル相談センター(STCC:System Trouble Consulting Center)」を2016年10月11日に発足させる。 「当初予算にはなく、納得しにくい追加費用をITベンダーから求められている」「納期が遅延している」「テストのトラブルがいつまでたってもなくならない」。こうしたシステム開発にまつわるトラブルを抱えるユーザー企業が、支援の対象だ。 弁護士や裁判所が調停に乗り出す際には、「責任の所在」を主眼に置く。これに対してSTCCの狙いは「プロジェクトの立て直し」にある。プロジェクト推進体制のどこに不備があったかを見極めた上で、プロジェクト立て直しのための推進体
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