宮脇俊文、細川周平、マイク・モラスキー編著『ニュー・ジャズ・スタディーズ -ジャズ研究の新たな領域へ-』(アルテスパブリッシング)が届いた。「最新のジャズ研究アンソロジー -日米の研究者による必読の論考15本を収録-」、なかなか食欲をそそるキャッチコピーである。 折りに触れて海外の評論家の書いた文章には目にしてきたし、ジョン・F・スウェッドやフランク・ティローのような学者が書く本も読んできたが、ジャズをテーマにした学術研究というのにはほとんど縁がなかったと言っていい。当然のことながら、期待をしてページをめくったわけだが…。 最初に開いたページがよくなかったのか、こんな表現を見つけてしまった。 「GUO the Globe Unity Orchestraの復活版(ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラ the Berlin Contemporary Jazz Orchestra)」