主演映画「あなたへ」(降旗康男監督、25日公開)で6年ぶりにスクリーンに戻ってきた俳優・高倉健(81)が、スポーツ報知の単独インタビューに応じた。今作が205本目の映画となるが、56年に及ぶ俳優生活でこれほど作品の間隔が空いたことはない。人生だけでなく、俳優としても佳境に入ったが、出演依頼を断り続けたこの約5年間、高倉が考えていたことは一体何だったのか。日本のトップ俳優として孤高に生きてきた者が、いま強く思うのは「誇りと反省」だという。 「あなたへ」の製作が発表されたのは、ちょうど1年前の8月。ほどなくして、ある子供向け新聞で「高倉健てどんな人?」という特集が組まれていた。“健さん”を知らない世代がいる。寂しさと憤りの入り交じった感情を覚えた。取材前、この記事に正直、驚いたことを本人に伝えた。 「5年間も(映画を)やってなければ僕を知らなくて当然なんですよね。それを怒ったりしちゃダメな