全国展開している外食チェーンというと、どこの店舗に行っても、メニューや店の雰囲気はほとんど変わらないもの。だからこそ、安心感があって利用しやすいということだが、なかには、チェーン店であるにも関わらず、一般的な店舗と全く異なるコンセプトの店舗も存在している。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。 「チェーン店のなかの実験的店舗はいくつか存在しています。それこそ『ガスト』は、もともとファミリーレストラン『すかいらーく』の高級路線の実験店舗でした。しかし、それを低価格業態に変えて、全国展開したという経緯があります」(以下同) 実験店舗の場合、本来のチェーン店とは180度コンセプトが異なるケースもある。その代表的存在が、「餃子の王将」のコンセプト店「GYOZA OHSHO」だ。現在、京都市やさいたま市などで5店舗が営業している。 「いわゆる“バル”を意識したスタイルの店舗で、内装も外
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