2022年5月、アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローの肖像画が数々の記録を打ち立て、国内でも大きな話題になったのは記憶に新しい。そこで今回は、世界のオークション市場で最も高く評価された作品15点をランキング形式でご紹介。落札価格は1ドル=130円で計算、手数料込み。 15位:パブロ・ピカソ 《Garçon à la pipe》(1905) 落札価格:約135億4,200万円($104,168,000) 出典:https://www.sothebys.com/ 日本語で《パイプを持つ少年》という意味の本作は、パブロ・ピカソの歴代落札価格4位の作品。ピカソのキャリア初期「青の時代」の次にあたる「ばら色の時代」と呼ばれる時期(1904〜1906年頃)に描かれた代表作の一つである。青系の色を基調とした陰鬱な作風だった青の時代に対し、この頃から赤やオレンジやピンクなどの明るい色調を取り入れた作品