25年前、中国の北京で民主化運動が武力で鎮圧され大勢の死傷者を出した、天安門事件の資料を集めた記念館が、26日、香港で開館し、事件の情報が統制されている中国本土の観光客なども見学に訪れました。 天安門事件は1989年6月、北京で民主化を求める学生たちの運動が武力で鎮圧され、大勢の死傷者が出たもので、当時香港で活動した人たちが事件の記憶を風化させまいと、資料を集めた記念館を開きました。 26日ははじめに開館を祝う式典が開かれ、当時天安門広場の近くにいたという活動家があいさつし、「事件で犠牲になった学生たちは真実を伝えてほしいと望んでいた。こうした記念館が北京にも設置されるべきだ」と述べ、中国政府に対し、事件を一部の学生による「暴乱」とした評価を見直すよう訴えました。 中国本土では事件に関する情報が厳しく統制されていますが、26日は中国本土の観光客なども見学に訪れ、当時の写真などに見入っていま