「トッカン」という職種をご存じだろうか。国税局の職員「特別国税徴収官」(略して特官)のことだ。 今、その仕事ぶりにスポットを当てた本「トッカン 特別国税徴収官」(早川書房)が売れている。2年前に出版され2万5千部が売れた。24日には文庫が発売され、来月にはマンガも出版予定だ。普段は目立たないこの仕事に注目が集まったことで、ある劇的な変化が生まれているという。 国税職員といえば、悪質な脱税者を摘発する「マルサ(国税査察官)」が有名だが、今回取り上げられている「トッカン」は特に悪質な税金滞納者の財産を差し押さえるのが仕事だ。数ある国税業務の中で最も困難な仕事の一つとされる。 作品は上司のトッカンに仕える25歳の新米女性徴収官が主人公。税金滞納者から罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられるのは日常茶飯事で、ときにはたくあんを投げ付けられながらも高級な飼い犬まで差し押さえる。さまざまな困難にぶつかり
埼玉県川口市は28日、市立高校3校(川口総合、川口、県陽)を統合した新設校1校を2018年度に開校すると発表した。校名は未定。少子化による生徒数減少をにらみ、高校を再編・統合して運営経費を削減しながら、理数科設置や大学、研究機関との連携などで特色を打ち出し、地域の学力向上の拠点校を目指すという。 同市教育委員会が策定した「新校基本計画」では、新校舎を川口総合高校(同市上青木)の敷地に建設し、川口高校(同市朝日)の敷地を第2グラウンドとして使用する。新校舎は15年度着工、17年度完成予定。現在の校舎はいずれも老朽化が進んでいるため、18年度にも解体する。県陽高校(同市並木)は更地になるが、跡地をどう使うかは決まっていない。 学校規模は、学年ごとに全日制は普通科400人、理数科(新設)80人とし、3学年で計1440人。定時制は学年ごとに総合学科120人とし、4学年で計480人とする。 全
査定庁改め「真骨庁」に 復興庁の呼称を宮城知事“格上げ” 「査定庁改め真骨庁にします」。村井嘉浩宮城県知事は28日の定例記者会見で、復興交付金の第2次配分で県の申請額の倍近い1418億円の交付が決まったことを受け、自ら名付けた復興庁の呼称を「格上げ」した。 「真骨庁」の命名理由として「被災地に寄り添う復興庁の本領を発揮した。真骨頂だ」と説明。「2歩、3歩前進すると絶好庁(絶好調)になる。ぜひ頑張ってもらいたい」と激励した。 6月末には復興交付金の3次申請が控える。村井知事は「県も市町村も遠慮せず、やりたい事業はどんどん申請したい」と強調し、「査定庁に戻ることがないように」とプレッシャーをかけることも忘れなかった。 ことし4月の復興交付金の1次配分で知事は、宮城県の申請額の4割が削られたことから「復興庁は査定庁だ」と猛烈に批判していた。 今回は融和を狙ったのか、すかさず硬軟の発言を使
「お城でBL」では、地形や建てられた年代によりさまざまな特徴を持つ日本の名城を擬人化。城と、城攻めを行った武将との絡みが描かれる。たとえば擬人化された江戸城とそれを攻める勝海舟の絡みは、小説とイラストで表現された。さらに城の概要なども、縄張図を用いてわかりやすく解説している。 「お城でBL」収録内容 徳川家康×大坂城、勝海舟×江戸城、柿木金助×名古屋城、島津義弘×熊本城、明智光秀×安土城、豊臣秀吉×小田原城、石田三成×忍城、板垣退助×会津若松城、武田勝頼×長篠城、墨俣城×稲葉山城、織田信長×一乗谷城、真田信之×上田城、小早川秀秋×伏見城、北条治時×千早城、京極持清×観音寺城、松平頼重×高松城、黒田清隆×五稜郭ほか イラスト 九號、さおとめあげは、LED、泥、minato、deg、司狼亨、なすび、タダモノ、伊吹アスカ、はるなやよい、すぅ☆、Pompa、一尾ニナ 小説 みかづき紅月、七海ユウリ
風疹が流行の兆しをみせている。今年は23日までに患者数が205人と、患者総数を把握している過去4年間で最多だった昨年を上回る勢いだ。近畿を中心に感染が広がっている。厚生労働省は予防接種の徹底などを呼びかける通知を全国の自治体に出した。こうした通知は8年ぶりという。 国立感染症研究所(感染研)によると、23日までの患者数205人は、昨年同時期の126人に比べ2倍近い。このうち兵庫県が62人と最多、大阪府46人、京都府12人と近畿で流行が顕著だ。患者の7割以上が男性で、特に20〜40歳代に多い。1994年まで中学生の予防接種は女子に限られたため、免疫がない男性が多いことが影響している。 風疹はせきやくしゃみなどから感染し、発疹や発熱が起こる。特に妊娠初期に感染すると、胎児にも感染して先天性の心疾患や難聴、白内障などを引き起こす危険性がある。感染研感染症情報センターの多屋馨子室長は「妊婦にう
日本で流行していた型のはしかウイルスが、2010年5月を最後に国内で検出されておらず、代わって欧州など海外に多い型が目立つことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。 国内には元々「D5株」と呼ばれる型のはしかウイルスが常在していたが、11年に報告された患者442人からはD5株が検出されなかった。最も多く検出されたのは、欧州諸国に多い「D4株」(57例)で、続いてフィリピンなどで見つかる「D9株」(49例)、オーストラリアに多い「D8株」(9例)と続いた。 欧州では07年まで患者数は少なかったが、08年以降、集団発生が頻発しており、11年は10月末までに40か国で計約2万6000人の発生報告があった。こうしたウイルスが日本にも持ち込まれたらしい。
在日中国大使館の1等書記官(45)が、外国人登録証明書を不正に使って銀行口座を開設するなどし、ウィーン条約で禁じられた商業活動をした疑いが強まり、警視庁公安部が外務省を通じて今月中旬、中国大使館に書記官の出頭を要請していたことが捜査関係者への取材でわかった。中国大使館は拒否し、書記官は一時帰国した。 条約では罰則は科せないが、公安部は、国内法の公正証書原本不実記載や外国人登録法違反(虚偽申告)容疑などで書類送検を視野に捜査しているもようだ。書記官は中国人民解放軍総参謀部の情報部門「第2部」出身とみられ、外交官となる前から何度も入国して政財界要人とも交流していたことなどから、公安部は、日本国内で諜報活動をしていたとみている。 捜査関係者によると、書記官は平成20年初め、外交官として赴任する前に取得した外国人登録証を使い、外交官の身分を隠して銀行口座を開設。同年4月には東大研究員などと偽り、虚
韓国で1990年代に日本の文化や社会を批判的に描きベストセラーになった「悲しい日本人」(原題「日本はない」)について、韓国最高裁は29日までに、同書は盗作だと判断する判決を出した。韓国メディアが伝えた。 取材内容やアイデアを無断で使われたと主張した女性ルポライターらに対し同書の著者、田麗玉国会議員が起こした損害賠償請求訴訟で田議員の訴えを退けた。 最高裁は、ルポライターの資料の中で事実と違う記載があるものまで同書にそのまま書かれているとし「取材結果やアイデアを無断で使った」と断じた。 この本は93年、田氏がKBS東京特派員を終えた直後に出版、100万部以上売れたが、当初から盗作疑惑があった。田氏がハンナラ党(現セヌリ党)報道官だった2004年にルポライターがインターネット新聞で盗作と指摘し、田氏が訴えていた。(共同)
警視庁公安部が出頭要請した在日中国大使館の1等書記官(45)は、中国を代表する情報機関である人民解放軍総参謀部の出身で、公安当局は着任当初からスパイとみて、動向を警戒していた。 母国語のように日本語を操り、松下政経塾にも在籍していた“日本通”の書記官。人民解放軍所属という経歴を隠し、国内で独自の人脈を築いていた。 警察当局によると、書記官は1989年6月に人民解放軍傘下の外国語学校を卒業後、軍総参謀部に所属。93年5月、福島県須賀川市の友好都市である中国・洛陽市の職員を名乗り、「須賀川市日中友好協会」の国際交流員として来日した。約4年間、福島県内に滞在し、95年4月~97年3月、福島大学大学院に通い、日中関係に関する論文を執筆していたという。 いったん帰国し、総参謀部と関係が深いとされる中国の調査研究機関「中国社会科学院」で日本研究所副主任を務めた後、99年4月に再来日した。 この時には、
親子間での扶養や援助の問題がいろいろ話題に登るようになった。伝統的な日本の価値観ではどうこう、と言われているが、基本的に「忠孝」というやつは弱者を保護せず、自由を増やさず、不幸を防止しない。 親子の絆は美しいが、親子をあまり強く関連付けないほうがいい。これは社会システム的にもそうだし、個人の意識としてもそうだ。個人を単位に考えたほうがずっと良い。 不幸の多くは人間関係、特に親子を引き離せないからこそ起きる。一番大きいと思うのが教育の問題だ。 99年に交通事故で3ヶ月近く入院したことがある。整形外科病棟というのは交通事故とヘルニアと老人が三大勢力で、交通事故はバイクが大部分。このため他の病棟に比べ平均年齢が低く、雰囲気も明るめだ。オレはそこで長期入院中の高校生に九九を教えたことをきっかけに、そういう家庭の教育問題を考え始めた。そして信じられないほどたくさんの家庭が、「知」というものとまったく
今回は補追編みたいなもので簡単に済ませます。 5月の研究会にいらっしゃった、韓国のジョンが見せてくれたのが「文庫本サイズの『スレイヤーズ』」でした。 正確に言うと文庫本サイズよりやや大きいのですが、大元C.I.社は、1997年頃にはこのサイズ(11cm×16cm)でライトノベルを出し、途中で切り替えて今のサイズ(12cm×18cm)に切り替えたとのことでした。文庫本サイズが受けなかったということのようです。ライトノベルが文庫本サイズで発売されているのはドイツくらいで他にはありません。アメリカのSevenSeasは『死神のバラッド』を文庫本サイズで一度出しましたが、後が続いていません。考えてみると、日本で流通する文庫本の起源は岩波文庫ですし、その岩波が手本にしたのはドイツのレクラム文庫です。読者が文庫本のサイズに既に親しんでいて、流通業者も扱い慣れているからドイツでは、文庫本サイズのまま翻訳
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