米医療保険大手Kaiser Permanente(カイザーパーマネンテ)が運営するカリフォルニア北部サンタローザの総合病院で、マスクの着用を義務づける規定を撤廃してから3週間足らずで何が起こったかわかるだろうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染だ。そして、病院はマスク着用義務を復活させた。 カイザーパーマネンテは「サンタローザ病院で最近、約3500人いるスタッフのうちの十数人と一部の患者がCOVID-19陽性と診断された」と発表。「これを受け、ただちにサンタローザ病院と救急センターで患者に直接対応する医師・スタッフにマスク着用を義務づけた。すべての来院者に対しても、院内ではマスク着用を求めている」と続けた。 さらに「マスク着用をはじめとする公衆衛生的介入については、連邦・州・地域の当該規制をチェックし順守している」と強調。「これらの指針は2023年4月3日に変更され、