既にいくつかの記事で報道されているように,Windows Vistaでは,JIS X 0213:2004(JIS2004)と呼ぶ規格に対応し,利用できる文字数が増えるとともに一部の文字の形が変わる。そのことで,Windows Vistaを使うと文字に関して何か問題を起こすかのように思われている節があるようだ。 私が書いた記事でも,「これらの文字を使ってWindows Vistaで作った文書を,JIS2004に対応していない既存のWindowsで開くと,『・』や『■』などで表示される恐れがある」と記述しており,読者に対して余計な不安を与えてしまったかもしれない。また,「追加文字を使った文書を保存するときは,エンコーディングをUnicodeにする必要がある」との記述は,Windows Vistaだけのことかと誤解を与えてしまったかもしれない。これは,後で説明するようにWindows 98/NT
11月30日に企業向けには出荷が始まったWindows Vista。そのVistaで,“文字化け”が起こるらしい。文字化けといっても,Webアクセス中にたまに見かける全く読めない文字の羅列になることはほとんどなく,その多くは似た文字が表示される程度である。ここでは,本来表示されるべき文字の形が少し違ったものが表示されるケースも“文字化け”として扱う。 Microsoftは,Windows 98日本語版の発売以来,Windows 2000,Windows Me,Windows XPまでCP932(本名はWindows Codepage 932,いわゆるMS漢字コード)とJIS X 0212をサポートしてきたが,最新のWindows VistaではJIS X 0213に乗り換えた。いや,乗り換えたというのは,ちょっと語弊がある。CP932とJIS X 0212に加えて,JIS X 0213もサ
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