ノーベル物理学賞受賞者であるリチャード・ファインマンさんのエッセイ集「ご冗談でしょう,ファインマンさん」と「困ります,ファインマンさん」を読んだのはずいぶん前のことです。 「困ります」の中の「シャベルを持っていきましょうか」というエッセイにファインマン夫妻が三重県の田舎の宿屋に泊まったエピソードが書かれています。 東京で開催された学会に招待されて来日したあと,ファインマン夫妻は学会主催者の勧める有名観光地を断ってここを訪れたのです。 「困ります,ファインマンさん」はとても面白いし,それだけでなく心打たれるエピソードも。 未読の方には「ご冗談でしょう」もあわせておすすめします。 その田舎の宿屋は名松線というローカル線の終着駅伊勢奥津の近くにあります。 18きっぷで伊勢奥津駅まで行ってきました。 名松線は三重県松坂市の松阪駅から伸びるローカル線です。 今現在は,2009年10月の台風18号の被