資生堂は7日、水にぬれると紫外線から肌を守る効果が高まる日焼け止めを、世界で初めて開発したと発表した。 商品化して来春に発売し、品ぞろえを増やしていく計画だ。日焼けの心配をせずに、海やプールで安心して泳げるとアピールしている。 水や汗に含まれるミネラルと結合して膜をつくる特殊成分を開発した。この成分を混ぜた日焼け止めは、水や汗に触れると肌の表面に膜ができるので、紫外線を防ぐ効果がぬれる前よりも約2割高まる。膜は水をはじく特性があるが、せっけんで洗うと簡単に落ちる。塗り心地などの使用感にほとんど変わりはないという。 従来の日焼け止めは、水や汗でぬれると成分が流れ落ちたり、ムラができたりして、肌を守る効果が落ちる。資生堂によると、「ウォータープルーフ(防水)タイプ」の商品でも、水にぬれると効果が約1割落ちる場合があったという。