5回目の逮捕 田代まさしさんが、覚せい剤所持容疑で逮捕された。 今回で5回目の逮捕になるという。前回は2010年にコカイン所持で逮捕され、服役している。 報道によれば、今年8月、宮城県の宿泊施設から「不審なものがある」との通報があり、警察が調べた結果、覚せい剤であることがわかり、その部屋に宿泊していたのが田代さんだったという。 そして11月6日、都内の自宅に捜査員が赴いた際、自宅にも覚せい剤を所持していることが発覚し、現行犯逮捕された。 SNSなどでは、さぞかし嘲笑したり呆れたりするコメントが多いのかと思ったが、実際はそうでなかった。予想に反して「残念」「薬の怖さがわかった」などのコメントのほうがはるかに多い印象だ。 これは、田代さんが薬物依存症の啓発運動などに携わっており、その頑張る姿を見て、彼の立ち直りを応援していた人が多かったことによるのかもしれない。 あるいは、それだけ頑張っていて
私は、20歳の男性ですが、ちょっとしたことから、覚せい剤の味を覚えて、常用するようになり、現在、留置場で、暗い日々を送っています。 覚せい剤というのは、何の利益もなく、体はむしばまれ、金はいくらあっても足らず、親から金を無心し、あげくの果ては、家族を不幸のどん底に陥れてしまいます。これは、私が実際体験したことですから間違いありません。私は、今日逮捕されたことを契機に、留置場の中で自分の将来や年老いた母親のことを真剣に考えて覚せい剤と縁を切ろうと思っています。私の体験から、今から覚せい剤を打ちたいと好奇心を持っている人が、やめてくれれば幸いと思い筆をとりました。 警察の取り調べでは、話していませんでしたが、私が最初に覚せい剤を打ったのは、高校を1年で中退した直後の15歳の時で、その頃、市内をブラブラして遊んでいたA(25,6歳)から、風呂の中で「いい気持ちになるのがあるから、打ってやろうか」
(2019年7月20日) 7月18日に京都アニメーションで起きた放火事件について、亡くなられた方々に対し深く哀悼の意を表し、また被害にあわれた方の一日も早い回復を願っております。 この事件で身柄を確保された男性について、一部報道では、「男は精神的な疾患がある」または「精神障害がある」と報じられています。 私たちは、事件の背景・動機などの詳細が不明な段階で、あたかも精神疾患とこの犯罪を結び付ける可能性のある報道が今後も続くことがあるのではと、大きな危惧を抱いております。 「精神疾患がある」「精神障害がある」といった部分記述によって、(以下、病歴報道)には「精神疾患」が事件の原因であり、動機であるとの印象を与えてしまいます。その結果、「精神病を持つ人(精神障害者)は、みな危険」という画一的なイメージ(=偏見)を助長してしまうことに、つながることは、過去の例から見て明らかです。 またこの事件に関
2018年2月。午後8時45分。 群馬県太田市のスーパーで、菓子3点、合計382円を万引きしたとして、 1人の女性が捕まった。 原裕美子さん。 世界陸上2回出場など輝かしい功績を残してきた元女子マラソン日本代表選手。 逮捕時、彼女の財布には現金およそ2万円とクレジットカードが入っていた。 一体なぜ、彼女は数百円のお菓子を盗んだのか? 体重制限のため、食べたものを吐く毎日 幼い頃から走ることが大好きで足が速かった裕美子。 高校卒業後、実績のある実業団に入団した。 そこで待っていたのは...徹底した体重管理。長距離選手は痩せていた方が有利だと言われた。 元々太りやすい体質だった彼女は...特に厳しく指導されたという。 食べることが大好きだった彼女にとってそれは大きなストレスだった。 しかし激しい練習の後は、特に甘いものが食べたくなる。 ある日、つい欲求に負け、お菓子を買ってしまった。 1つだけ
1 2015年3月24日、ジャーマンウィングス9525便が仏南東部のアルプス山中に墜落し、乗客乗員150名が亡くなられた。 事故後まもなく、この飛行機の副操縦士アンドレアス・ルビッツが、故意に墜落させたこと、そしてルビッツ副操縦士は精神疾患で治療を受けていたことが相次いで明らかになった。その精神疾患とは何であったか、様々な病名が報道されている。 本稿「拡大自殺としてのドイツ機墜落事件」は2015.4.8.に書いている。まだ情報の一部しか明らかにされていない。だがその一部の情報だけからも、ルビッツ副操縦士が内因性の精神障害に罹患していたことは明らかである。現代の診断基準にある病名をつけるとすれば、双極性障害、統合失調症、統合失調感情障害、精神病症状を伴ううつ病 のいずれかである(注1)。 2 本稿のタイトルにある「拡大自殺」とは、自殺に際して、他の人を巻き込むことを指し、形としては「心中」と
パロール神経症[1] パロール神経症は、仮釈神経症とも呼ばれる、いわゆる仮釈放(パロール)に際する拘禁反応である。栗原徹郎による報告[1]は、中野刑務所において1960年(昭和35年)の1年間に仮出所した353名について、何らかの心因反応を起こしたのは27名であり、その全てが26歳以下の財産犯であったと報告している。中野刑務所は比較的犯罪程度が進んでいないものを収容する施設(A級施設という)であり一概には判断は出来ないが、全てが財産犯である点が特筆される。 このような心因反応に至る原因としては、現在、刑務所内と社会との文化的格差が広がり、その適応不安が心因反応を引き起こすと推察される。 拘禁性無月経症[2] 拘禁性無月経症は、拘禁によるストレスが月経不順を引き起こし、その結果、無月経症に至る状態を言う。通常は拘禁状況が解かれると軽快する。 的外れ応答[3]→ガンゼル症状群とも称する。 的外
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く