男子13歳、女子12歳 ユダヤ人の成人式が早い理由とは? 連載「金閣寺を60回訪れたイスラエル人教授の“ニッポン学”」 金閣寺を60回訪れたイスラエル人教授の“ニッポン学” 「成人式で長いスピーチをする長女のエデン」。3月にエルサレムで著者撮影この記事の写真をすべて見る Nissim Otmazgin(ニシム・オトマズキン)/国立ヘブライ大学教授、同大東アジア学科学科長。トルーマン研究所所長 長女エデンは私が京大留学中に京都市で生まれました。エルサレムの学校ではヘブライ語をはじめ、英語、アラビア語を習っています。もちろん日本語も話せますし、日本のファッション誌が大好きですね。 彼女は3月、12歳になりました。(12歳という年齢は)ユダヤ人社会では特別な意味があります。この年が女子の成人にあたり、大々的に成人式を執り行います。男子は13歳です。と言っても日本のように自治体が主催する「成人式」