東野圭吾氏 「容疑者Xの献身」“ミステリー界のアカデミー賞”候補に 米ミステリー作家協会(ニューヨーク)は19日、同協会が主催する「エドガー賞」の今年の最優秀小説賞候補5作品の一つに、東野圭吾氏の小説「容疑者Xの献身」を選んだと発表した。選考結果は4月26日に発表される。 「容疑者Xの献身」は2006年に直木賞を受賞し、フジテレビのドラマ「ガリレオ」の映画版として08年俳優の福山雅治主演で上映された。英訳版は11年に出版された。同協会の広報担当者は、候補とした理由については「明らかにしない」としている。 エドガー賞は、推理小説のジャンルを確立したといわれる19世紀の米作家エドガー・アラン・ポーにちなみ「ミステリー界のアカデミー賞」と呼ばれる。「小説」「短編小説」「劇」などの部門がある。 エドガー賞に関しては、作家桐野夏生氏が04年に小説「OUT(アウト)」で日本人作家として初めて