注射器型の止血器具「XStat」が初めて実戦の場で使用され、その効果が実証された。米軍の発表をソースに、XStat の開発元である RevMedx が 20 日付のプレスリリースで発表した。 米軍の発表によれば、連合軍の 1 名の兵士が左大腿部を被弾。大腿の動脈・静脈が切断され、大腿骨と軟組織への損傷が脚にかなり大きな空洞を残している。負傷した兵士は自らの手で応急的に止血を試みた後に、前線外科チーム (FST: Forward Surgical Team) の元へ、処置の為に緊急搬送されている。 7 時間に及んだ外科手術の中で、出血部位においてボーンワックス (骨蝋) や焼灼 (しょうしゃく) など、施術がなされたがうまくいかなかった。そこで FST は、現場に持ち込んでいた XStat の使用に踏み切り、患者の脚にポッカリと空いた穴に注入したところ、直ぐに出血が止まったと報告されている。
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