俺は自分のこと「明浦路司」だと思ってました。 結束いのりは俺が育てたので、メダリスト読みながら「ああ、いのりさん…いのりさん…きみが偉い子選手権金メダルだよ…」ってずっと泣いてたんですよ。 違いました。 明浦路司とは、米津玄師でした。 BOW AND ARROW聴いて現実を思い知らされました。「いのりさんは俺のパーカーのヒモつかんで心を落ち着かせてるんだ…」って思ってたのに、俺の目の前には誰もいなくて、そのヒモで自分の首絞めてるだけだった。 マジで許せねぇ…負けた全部負けた…ぐンググググウ…悔しい悔しい悔しい悔しい… 俺「メダリストの素晴らしさとは夢を追う者と夢を託す者の描き方の真摯さ…文字通り全てを懸けて自分ではもう届かない場所への想いを託す司(俺)…そしてそれを受け取るいのりさんの想い…一つ間違えれば全てが壊れてしまいそうな危うさ…だからこその尊さ…それを全ページ全コマ逃げること無く真