年末年始に、知人デザイナーたちと話して盛り上がった内容をまとめてみる。この記事は2016年に発売された「融けるデザイン」のアンサーnote。 融けた時代のデザイン戦略『融けるデザイン』が発売されてから10年弱。いま2025年を迎え、「デザインはもう融けた」と感じる。 当時は「デザイナー= 見た目をキレイにしてくれる人」というイメージが圧倒的に強かったので、僕もデザイン組織の作り方や体験の重要性を発信してきた。 ただ、最近は周りを見渡すと、経営者やプロダクトマネージャーやBizDev、エンジニアたちまで「どうしたらユーザー体験を最高にできるだろう?」と考えているし、デザインを軽視する人はもう少ない。 たとえば、IoT家電を作るときにデザイナーがハードウェアだけ考える仕事がピンとこないのは、ユーザーにとってはハードの見た目だけではなく「アプリの操作感」や「クラウドに連動したサービス体験」の方が