暗号化ソフトウェアGNU Privacy Guard(GnuPG)の開発資金が枯渇していることをProPublicaが紹介したところ、短期間で寄付が集まり資金調達に成功したそうだ(ProPublica、Slashdot記事1、Slashdot記事2)。 GnuPGを開発したのはドイツのWerner Koch氏。1997年、米国で輸出が規制されているPGPに代わる暗号化ソフトウェアの開発を呼びかけたRichard M. Stallman氏のドイツでの講演に触発され、Koch氏はGnuPGを開発。1999年にはドイツ政府の資金援助を受けてプログラマーを1名雇い、Windows版も開発された。2005年にもドイツ政府からの別の資金援助を受けることになったが、資金援助は2010年に打ち切られる。 その後もKoch氏はプログラマーに給料を支払っていたが新たな資金は得られず、2012年にプログラマーを