『ジャイアンツ』(Giant)は、1956年のアメリカ合衆国の叙事詩的映画。エドナ・ファーバーによる1952年の小説『Giant』を映画化し、テキサス州の牧場に住む家族の約30年に及ぶ人間模様を描いたスペクタクル映画である。ジョージ・スティーヴンスが監督し、ロック・ハドソン、エリザベス・テイラー、ジェームズ・ディーンが主演した。 第29回アカデミー賞にて監督賞(ジョージ・スティーヴンス)を獲得。2005年には「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」とみなされ、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された[3][4]。 女流作家エドナ・ファーバーが12年の歳月をかけ執筆したベストセラー小説を映画化した大河ドラマである。 ドラマの中心となるベネディクト家は、移り行くテキサスを映す鏡である。監督のジョージ・スティーヴンスは、その日常的な細部を克明に悠然たるテンポの演出で描くことによって、雄大