――完全オリジナルの劇場作品となりますが、TVシリーズとの違いを感じる部分はありますか? 長井:現在進行形で感じているところです(笑)。僕の場合は時間の使い方ですね。だいたい20分で話が終わるように体内時計のリズムができていることを、今回改めて体感しました。 田中:それと、テレビシリーズは週に1本、1クールなら13本放送されていく中での、僕らの盛り上がりもあるし、視聴者の盛り上がりも感じられる部分があるんですけど、劇場作品はそれがなくて。テレビシリーズはどんどん作り込んでいけるというか、トライアンドエラーもできるという感覚があるんですけど、劇場版は一発勝負みたいな怖さを感じながら作っています。 ――時間の使い方という視点でいうと、脚本は正に全く違うアプローチになりますよね。 岡田:そうですね。TVシリーズでも、13話分の構成ではなく1話の中の構成があるんですけど、それが普段慣れているのと違