1 新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた 市民による救急蘇生法について(指針) 1.基本的な考え方 ○ 胸骨圧迫のみの場合を含め心肺蘇生はエアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊 した空気)を発生させる可能性があるため、新型コロナウイルス感染症が流行している 状況においては、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応する。 ○ 成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わずに胸骨圧迫と AED による電気ショックを 実施する。 ○ 子どもの心停止に対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼 吸を行う意思がある場合には、人工呼吸も実施する。 ※子どもの心停止は、窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の 必要性が比較的高い。 2.救急蘇生法の具体的手順 新型コロナウイルス感染症の疑いがある傷病者への「救急蘇生法の指針 2015(市民用)」 における「