BtoC(企業対消費者)事業と異なり、営業の対象が企業かつ、導入の意思決定者が複数介在するBtoB(企業間)マーケティングでは、実はあらゆる誤解が存在する。例えば、営業先がどのようなプロセスで導入の意思決定を行うのかを誤って捉えているため、アプローチの仕方を間違えているなどだ。こうした誤解を解き適切な手段を踏まなければ、成果を出すことは難しい。本特集では、BtoBマーケティングにまつわる代表的な「5つの誤解」を見ていきながら、成功率を上げるために企業が押さえるべきポイントを探っていく。 デジタルが今ほど進化していなかった頃は、BtoB取引における新規顧客開拓は、展示会や電話営業などのオフライン施策がメインだった。 しかし現在、その様相は大きく変わった。SNS広告やSEO(検索エンジン最適化)などを通じて見込み客を開拓したり、さまざまな導入事例を掲載したWebサイトに誘導したりと、デジタルを