川崎重工業は30日、水素の流通過程をわかりやすく示し、水素取引を支援するプラットフォームの実証実験を始めると発表した。企業に水素製造や流通での二酸化炭素(CO2)排出量の証明のために使ってもらい、トレーサビリティー(生産・流通履歴の追跡)を確保する。多くの企業が環境関連の情報開示を進めているため、水素事業者の取引でも水素製造や流通でのCO2排出量などの証明が求められる場面が増えるとみている。今
川崎重工業(以下、川崎重工)が、水素サプライチェーンの「見える化」に向けて、プラットフォームの整備に乗り出す。2024年4月から、大林組と実証試験を開始する。 水素製造にかかわる取引データや実測データをプラットフォームに入力することで、温室効果ガス(GHG)の排出量や炭素集約度の算定支援や、第三者認証機関の認証取得のサポート、取引支援などのサービスを提供する。外部システムとの連携や、将来的には自社・サードパーティによる追加アプリケーションを通じたサービス拡充も視野に入れる。 水素の製造から利用までの全工程をデジタル上で「見える化」し、取引の活性化や低炭素水素の早期普及を後押ししたい考えだ。 燃焼時に二酸化炭素を出さず、化石燃料に代わるエネルギー源として期待されている水素。 日本では、2023年6月に水素基本戦略を改定。2030年に年間最大300万トン、2050年には2000万トンとしていた
川崎重工は、水素流通を一元管理し、国内外の水素取引を支援するデジタル管理システム『水素プラットフォーム』(以下、本プラットフォーム)の開発を進めており、本年4月より実証試験を開始したことを発表した。 実証実験の背景 脱炭素社会実現に向けた水素の供給・利用の社会実装が進む中、今後、国際取引の発展が見込まれている。その一方で、水素サプライチェーンの運用においては、製造源の多様化や国際間輸送が含まれるなど水素流通が地理的・時間的に広範囲となり、関わるプレイヤーも多岐にわたることから、製造源や流通経路、各段階でのCO₂等の温室効果ガス(GHG)排出量など属性情報の管理が複雑化する。そのため、製造から利用に至るまでのサプライチェーン全体の水素の流通をデジタル管理して「見える化」することで、水素をトレースできる仕組みが不可欠とされる。 さらに、将来の水素取引においては、水素の「低炭素性の証明」が重要に
石油資源開発(JAPEX/東京都千代田区)、三菱ガス化学(同)、IHI (同・江東区)、三井物産(同・千代田区)、商船三井(同・港区)の5社は1月30日、福島県相馬地区におけるアンモニア供給拠点の構築に向けた共同検討を開始したと発表した。 同検討では、相馬地区における海外からのクリーンアンモニアの輸入・貯蔵・供給拠点の形成に向けた調査や、アンモニアの広域供給拠点とするため水素・アンモニアの需要調査にも取り組む。 また、将来的な需要を想定し、発電事業者、製鉄会社、製紙会社、化学会社などの事業需要家と、アンモニアを利用した火力発電などの脱炭素化について調査を開始する。
大林組は福島県浪江町で取り組む「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・実証事業」において、水素ステーションで最高充填圧力70メガパスカルの高圧容器に70メガパスカルまで水素を充填、搬送する実証運用を始めた。エネルギー・マネジメント・システム(EMS)の高機能化などにより水素供給ネットワークの環境性・経済性・安全性を一段と高め、水素サプライチェーン(供給網)拡大や水素利用の普及を図る。 トヨタ自動車が燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」で採用している高圧水素貯蔵技術を応用。これまでの実証運用では19・6メガパスカルの容器で水素を搬送していたのに対し、最高充填圧力70メガパスカルとより高圧の容器を使い、トラック搬送による供給ネットワークの構築、実証を進める。 容器による搬送のほか、水素パイプラインを経由した燃料電池への供給も実施。水素パイプライン敷設の新工法
環境負荷の低いクリーン水素(総合2面きょうのことば)の国内供給網の整備に官民が乗り出す。政府は今後15年で3兆円を投じ、水素製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を大きく減らせば、天然ガスとの販売価格差を補助する事業を年内にも始める。従来の7割減を条件に調整する。米欧との競争は激しく、日本も普及を急ぐ。水素は燃やしても水しか出ない。脱炭素への次世代エネルギーとして期待される。コストの高さが課題で、
「大丈夫か、岩谷産業。今後のケタ外れな投資では、そんなふうに言われるかもしれない」と水素本部長を務める取締役専務執行役員の津吉学氏は笑みをこぼす。「水素で1つのサプライチェーン(供給網)をつくるには、1兆~2兆円の投資額が必要。そんなサプライチェーンを将来的には40件ほど構築していかないといけない」 卓上でカセットコンロを使って鍋料理を調理する際、誰もが必ず一度は目にしたことがあるガスボンベに記された「Iwatani」のロゴ。あのボンベに注入された液化石油(LP)ガスが岩谷産業の主力事業だ。LPガスを中心とする総合エネルギー事業の売上高は2023年3月期に3932億円で、全社の売上高の43.4%を稼いだ。その他にも同社は産業ガス事業やマテリアル事業を手掛けている。
2020年代の自動車業界はカーボンニュートラルが大きなキーワードだ。水素エネルギーに活路を見出す日本に対して、アメリカやヨーロッパは電動化が主流というイメージを持っている人もいるのではないだろうか? しかし、実はアメリカでも水素シフトの流れは活発化してきているのだ。 文/西川昇吾、写真/KENWORTH 【画像ギャラリー】果たして水素はEVに負けないクリーンエネルギーとなるのか?!(8枚)画像ギャラリー 実はここ数年でアメリカの水素ビジネスは活発化してきている。それはバイデン政権下になり、脱炭素を推進する流れが加速したのが大きい。 その流れにはもちろん電動車も含まれるわけだが、水素を2030年までに年間1000万トンのクリーン水素(生成過程でCO2を排出しない水素)生産する目標を掲げて、95億ドル(日本円で1.3兆円)の予算や巨額の税制控除を打ち出したのだ。 大統領が変われば世の中のトレン
中国北京市で2023年12月1日に開催された「中国燃料電池自動車大会」において、「中国の高速道路への水素ステーション建設に向けた行動提議」が発表された。この提議には、京津冀(北京市・天津市・河北省)、上海市、広東省、鄭州市、河北省の5つのモデル都市群を中心に、高速道路への水素ステーション設置を加速する狙いがある。5つのモデル都市群には41の都市が含まれており、これらの都市を結ぶ高速道路で水素補給可能なネットワークの構築を目指す。 水素エネルギーにはコスト面や輸送・補給方法、さらに最も重要な安全性などで解決すべき多くの技術的課題があるものの、自動車メーカーはひるむことなく燃料電池自動車(FCV)の開発に力を注いでいる。実際、商用車の分野ではすでにFCVが実用化されている。ただ、参入の早かった日本のトヨタや韓国の現代自動車(ヒョンデ)が技術面で大きくリードしているため、中国の自動車メーカーが追
【2月2日 Xinhua News】中国が独自に開発した世界初の4人乗り水素内燃エンジン航空機の試作機が1月29日、遼寧省瀋陽市の法庫財湖空港で初飛行に成功した。瀋陽航空航天大学名誉教授で遼寧通用航空研究院首席科学者、楊鳳田(よう・ほうでん)中国工程院院士(アカデミー会員)が中心になって開発した。現場のテストパイロットによると、航空機の出力は十分で、振動が少なく、操縦性も良好だという。今後の試験飛行に向けて確かな基礎が築かれた。 実証を行った機体は中国が独自に研究開発した初の水素エンジンを動力とする航空機で、2023年3月25日に同市でテスト飛行を行っていた。中国の自動車大手、中国第一汽車集団傘下の高級車ブランド「紅旗」のガソリンエンジンを土台に開発した国内初の2・0リットルのゼロエミッション直噴チャージャー水素燃料エンジンを搭載している。(c)Xinhua News/AFPBB News
ツウィ(英: TZUYU、朝: 쯔위[2]、繁: 子瑜、1999年〈民国88年〉6月14日 - )は、台湾出身のアイドル。韓国のガールズグループTWICEのメンバー。JYPエンターテインメント所属。台南市東区出身。本名は、周子瑜(チョウ・ツーユィー、英: Chou Tzu-Yu、繁: 周子瑜、朝: 저우 쯔위)。 1999年6月14日、中華民国台湾省台南市東区に生まれる[3][4]。 2012年11月、台湾のダンス学院でJYPエンターテインメントの社員にスカウトされ、オーディションを受けてJYPエンターテインメントの練習生となる[5]。 2015年5月5日より、Mnetで放送されたオーディション組「SIXTEEN」に出演[6]。一度脱落するものの、視聴者投票で常に上位に君臨していたことや経験不足が考慮され、モモと共に異例の追加合格を果たした。その後10月20日に「TWICE」のメンバーとし
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