水素や燃料電池に関する県の取り組みについて、国内の企業・団体などが意見を交わす会議が23日、甲府市で開かれました。水素発生装置を手掛け、都留市への工場新設を決めた「カナデビア」も初参加し、県内企業などとの連携に意欲を見せました。 会議にはトヨタやパナソニックなど水素や燃料電池分野に力を入れる県内外の企業や団体などが参加。県の担当者がグリーン水素を生産する県独自の「P2Gシステム」や県内での燃料電池研究の先進事例などを紹介しました。 会議には都留市に工場を新設するカナデビアの担当者も初めて参加しました。2028年度に完成予定の工場では水素発生装置の核となる機器を量産する方針で、県内企業とも連携し、海外での水素需要の獲得へ意欲を見せました。 カナデビア 亀山和也 事業開発部長 「国内の企業間あるいは国内の官民の中で競争するよりも、連携して海外の市場を選択していくことが非常に重要だと思っている。
山梨県の長崎幸太郎知事と静岡県の鈴木康友知事は12日、両県が「富士新経済圏構想」としてグリーン水素の普及やスタートアップ支援などを協力して推進することで合意した。東京都内で開催した山梨県の「富士五湖自然首都圏フォーラム」のイベントで方針を示した。同フォーラムは富士北麓地域の魅力を環境や芸術、国際交流などで高める活動を2022年末から進めている。この活動に静岡
山梨大学は、電気エネルギーで水素と酸素を得る、水電解デバイスの性能を向上させるアニオン膜を開発した。再生可能エネルギー電力などを使った、グリーン水素製造デバイスへの応用が期待される。 山梨大学は2024年10月28日、電気エネルギーで水素と酸素を得る、水電解デバイスの性能を向上させるアニオン膜(Quaternized Terphenylene Alkyl Fluorene、QTAF膜)を開発したと発表した。早稲田大学との共同研究による成果で、再生可能エネルギー電力などを使った、グリーン水素製造デバイスへの応用が期待される。 QTAF膜は、安定性が高いポリフェニレン型高分子を主骨格に用いて、側鎖にアンモニウム基、部分フッ素基を組み合わせる構造とした。ポリフェニレンの構成成分を疎水部と親水部に分割し、疎水部はベンゼン環が3つ連結したターフェニル構造として分子の剛直性を高めた。中央のベンゼン環に
水素社会の構築に向けて、国内でも効率的な水素の製造や活用を進めようと試行錯誤が始まっている。 甲府市南部の米倉山にある、山梨県営の水素研究開発拠点「米倉山電力貯蔵技術研究サイト」。 体育館ほどの建物…
コーセーは14日、再生可能エネルギーで水を電気分解してつくる「グリーン水素」を山梨県の新工場で使うと発表した。クリームなどのスキンケア製品の生産に必要なボイラーの熱源を、化石燃料から水素に変える。工場の稼働当初は従来の工場と比べて10%の二酸化炭素(CO2)を削減する。南アルプス工場(山梨県南アルプス市)は24年7月に着工し、26年上期中に稼働する。敷地面積は約11万平方メートルで、投資額は2
新工場のエネルギーに水素 山梨県と合意書―コーセー 時事通信 経済部2024年06月14日17時00分配信 山梨県南アルプス市の新工場建設で合意書を交わしたコーセーの小林一俊社長(中央)と山梨県の長崎幸太郎知事(右)ら=14日午前、東京都中央区 コーセーは14日、山梨県南アルプス市に建設する新工場で再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」を活用すると発表した。山梨県の豊かな水資源を利用しエネルギーの地産地消を進め、脱炭素の取り組みを強化する。国内初の試みとして、水力発電所が供給する二酸化炭素(CO2)排出ゼロの電力を工場建設段階から使う。 ドジャース、コーセーと契約 米大リーグ 同社の小林一俊社長、山梨県の長崎幸太郎知事らが同日、東京都内で基本合意書を交わした。小林氏は「水素活用のさらなる拡大と、県内の水力発電によるCO2フリー電力の利用促進を通じて社会課題を解決する良きパートナーでありた
山梨県と住友ゴム工業は、カーボンニュートラルの実現に向け、水素製造システム「やまなしモデルP2Gシステム」で生産したグリーン水素を利用して、タイヤ製造の脱炭素化や水素エネルギー社会の構築に共同で取り組むことで基本合意した。 山梨県と住友ゴム工業(以下、住友ゴム)は2024年5月27日、東京都内で「グリーン水素による脱炭素化等に係る基本合意書締結式」を開き、カーボンニュートラルの実現に向け、水素製造システム「やまなしモデルP2Gシステム」で生産したグリーン水素を利用して、タイヤ製造の脱炭素化や水素エネルギー社会の構築に共同で取り組むことで基本合意したと発表した。 やまなしモデルP2Gシステムは、再生可能エネルギー由来の電力からグリーン水素を製造し、水素を燃料として利用することで脱炭素化を実現する技術で、山梨県、東レ、東京電力ホールディングス、東光高岳が開発を進めている。グリーン水素は、再生可
住友ゴム工業は、福島県にある白河工場に「やまなしモデルP2Gシステム」によるグリーン水素を導入すると発表した。やまなしモデルP2Gシステムとは、再生可能エネルギーで発電してグリーン水素を製造し、水素を熱エネルギーとして利用するシステムのこと。同社と山梨県は、このシステムによるグリーン水素の活用と、タイヤ生産における脱炭素化、地域資源を活用した水素エネルギー社会の構築に向け連携することで基本合意書を締結した。
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