三井物産(東京都千代田区)は6月25日、アラブ首長国連邦(UAE)でアンモニア製造プラントの建設を開始したと発表した。これに伴い、国際協力銀行(JBIC/同)と、同事業の開発資金に関する融資契約を締結した。 2030年クリーンアンモニアの製造開始 今回建設するプラントは、アブダビ国営石油会社(ADNOC)が出資するTA'ZIZ(タジーズ)、Fertiglobe(ファーティグローブ)、韓国のGSエナジーが推進中のアンモニア製造PJで活用される。
UAEの「再エネ国策企業」 第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28) が2023年12月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催された。 同会議の1カ月前にアブダビで発表された報告書で示唆されていた通り(関連記事「2030年までに再エネを3倍の11TWに、COP28議長国など報告書」)、2030年までに世界の再生可能エネルギー設備容量を3倍に、エネルギー効率の改善率を2倍にするといった大枠の目標が分野別貢献として決定されたのはひとまず前進と言えるだろう。 関連記事: 2030年までに再エネを3倍の11TWに、COP28議長国など報告書 G7でもフランスが2027年までに石炭火力を全廃しバイオマス発電で置き換える意向を表明するなど、脱炭素に向けた取り組みが加速しつつある(図1)。 また、気候変動に伴う災害による損失や損害に対応するための資金措置(基金)に関する制度の大枠がCO
三菱重工業(東京都千代田区)は12月8日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)のブルー水素・アンモニア製造を支援し、バリューチェーン構築に向けた連携を開始すると発表した。ADNOC社の資源やネットワークと、三菱重工の関連技術を組み合わせ、既存生産設備の脱炭素化と資源輸出を目指す。 テクノロジープロバイダーとしてADNOC社を支援 ブルー水素・アンモニアは、生産プロセスから排出されるCO2回収・貯留し、大気へのCO2排出を抑制した水素・アンモニアをいう。 三菱重工は、水素・アンモニア焚きガスタービン、アンモニア混焼ボイラー、水素製造装置といったエナジートランジションを加速する多様な技術を有するほか、高砂水素パークで実証を行っている。これまでのプロジェクトを通じて得た知見を活用し、テクノロジープロバイダーとして、2045年までのネットゼロ達成を目指す同社の取り組みを支
アラブ首長国連邦(UAE)エネルギーインフラ省は11月14日、国家水素戦略2050を公式に発表した。同戦略の概要については7月4日に公表されていたが、UAE国内需要の積み上げを含む詳細な数値情報が公表されたのは今回が初めて。 UAEエネルギーインフラ省によれば、同戦略は自国産業の支援と、2050年までの炭素中立(カーボンニュートラル)達成への貢献、またUAEが2031年までに世界有数の水素生産国になることを目的としている。 具体的な目標として、供給面では、2031年までに年間140万トン、2040年までに年間750万トン、2050年までに年間1,500万トンの水素生産の実現を掲げている。一方、需要面では、2031年にUAEの国内向けに210万トン、輸出向けに60万トンを見込んでいる。国内需要については、(1)アルミニウム、(2)電力網柔軟化、(3)鉄鋼、(4)化学・肥料、(5)石油精製、(
砂漠は水素の宝庫?“産油国UAE”と“技術国日本”がタッグを組む「運搬船」【SDGs】[2023/09/22 14:00] テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環で気候変動などSDGs企画をお伝えします。22日のテーマは「気候変動に具体的な対策を」です。中東の産油国とタッグを組む世界初の日本の水素技術についてお伝えします。 次世代エネルギーとして注目される「水素」を運ぶ大型液化水素運搬船。タンク内をー253℃に保つ世界初の技術により、水素を体積が小さくなる液体にしたまま、効率良く大量に輸送できると期待されています。 川崎重工が試験運行を重ね実用化を目指しています。 こうした水素技術を巡り、日本政府が前面に立つ形で協力関係を強化しているのがUAE=アラブ首長国連邦です。 川崎重工は7月、岸田総理の外遊に同行し、UAEの石油会社最大手「ADNOC」との間で水素の供給で協力していく契約
三菱ケミカルグループは、INPEX、Abu Dhabi Future Energy Company PJSC - Masdarと、カーボンリサイクルケミカル製造事業の共同調査に関する契約を締結した。グリーン水素とCO2を原料としたポリプロピレンの商業生産を検討する。 三菱ケミカルグループは2023年7月17日(現地時間)、INPEX、アラブ首長国連邦(UAE)の再生可能エネルギー企業であるAbu Dhabi Future Energy Company PJSC - Masdarと、カーボンリサイクルケミカル製造事業の共同調査に関する契約を締結したと発表した。再生可能エネルギー由来の電力を用いて製造した水素(グリーン水素)とCO2を原料としたポリプロピレン(PP)の商業生産を検討する。
7月18日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)は、地域初となる水素高速充填ステーションが年内に完成すると発表した。トヨタ自動車が試験を支援し、水から「クリーン水素」をつくる。写真は2022年10月、アブダビで開かれた会合で撮影したADNOCのポスター(2023年 ロイター/Amr Alfiky) [ドバイ 18日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)は18日、地域初となる水素高速充填ステーションが年内に完成すると発表した。トヨタ自動車が試験を支援し、水から「クリーン水素」をつくる。 国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の議長を務めるADNOCのスルタン・ジャベル最高経営責任者(CEO)は「水素はエネルギー移行に向けた重要な燃料となり、経済の大規模な脱炭素化に寄与する。当社の主力事業の自然な延長だ」と述べた。
7月11日、アラブ首長国連邦(UAE)のアロラマ次官(エネルギー・石油担当)は、同国は2031年までに年間140万トンの生産を目指すと表明した。写真はUAEのドバイの風景。2021年9月撮影(2023年 ロイター/Mohammed Salem) [ドバイ 11日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のアロラマ次官(エネルギー・石油担当)は11日、同国は2031年までに年間140万トンの生産を目指すと表明した。50年には、この水準の約10倍に当たる1500万トンの生産を見込んでいるという。 産油国のUAEは、11月末から国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)を開く。このため、同国の気候政策は注目されている。今回の水素の生産目標設定は、17年に発表したエネルギー戦略の幅広い見直しの一環だ。
世界最大の産油地帯である中東諸国が、脱炭素エネルギーとして注目される水素・アンモニアの製造技術の開発に力を入れている。世界的な脱炭素化が進めば、国家財政を支える原油の需要が減少するためだ。日本にとっても「絶好のビジネス機会になる」(経済産業省幹部)というが、うまくいくのだろうか。 「UAE(アラブ首長国連邦)は、現実的な脱炭素化を進めていくことができる戦略的パートナーだ。水素やアンモニアなどの技術開発で連携を深めたい」。西村康稔経産相は1月16日、訪問先のUAEで記者団に述べた。 西村経産相はこの訪問で、日本とUAEが脱炭素技術で連携する政府間枠組みの設置で合意した。2022年末には、サウジアラビア政府と水素やアンモニアに関する共同事業についての覚書も交わしている。
アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合で記念撮影するアジア・中東の政府関係者ら=東京都千代田区で2022年9月26日午後4時31分、遠藤修平撮影 世界最大の産油地帯である中東諸国が、脱炭素エネルギーとして注目される水素・アンモニアの製造技術の開発に力を入れている。世界的な脱炭素化が進めば、国家財政を支える原油の需要が減少するためだ。日本にとっても「絶好のビジネス機会になる」(経済産業省幹部)というが、うまくいくのだろうか。 化石燃料の世界需要は減少へ 「UAE(アラブ首長国連邦)は、現実的な脱炭素化を進めていくことができる戦略的パートナーだ。水素やアンモニアなどの技術開発で連携を深めたい」。西村康稔経産相は1月16日、訪問先のUAEで記者団に述べた。 西村経産相はこの訪問で、日本とUAEが脱炭素技術で連携する政府間枠組みの設置で合意した。2022年末には、サウジアラビア政府と水素やアン
ジェトロは12月20日、2022年9月8~30日に中東10カ国(注1)に進出する日系企業を対象に実施した「2022年度海外進出日系企業実態調査(中東編)」の結果を発表した(2022年12月21日記事参照)。その中から、「有望ビジネス分野」についての調査結果を紹介する。 駐在国もしくは中東市場で今後有望視するビジネス分野を聞いたところ(複数回答可)、中東10カ国全体では、「資源・エネルギー」が51.4%で前年に引き続き最多。「インフラ」(38.6%)、「消費市場」(31.9%)が後に続いた。国別に見ると、イスラエルでは「新産業」が90.9%(前年比15.9ポイント増)で最多だったが、その他の国では「資源・エネルギー」が最多。トルコ、イランでは「消費市場」、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、ヨルダンでは「インフラ」が2位となった。 「資源・エネルギー」分野の内訳を見ると、対象国全体で
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イスラエルの現地紙「グローブス」は6月13日、軽量で低コストの発電用フリーピストン・リニアエンジンを開発するスタートアップのアクエリアス・エンジンズが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで活動する英国エネルギー関連企業のカムパック・インターナショナルと共同で、UAE工場を設立する合意文書(MOU)に署名したと報じた。 設立される新工場は、両社の合弁会社アクエリアス・オートモーティブ・ミドルイーストが運営し、アクエリアス・エンジンズが開発した技術を基に自動車関連製品を製造する。カムパック・インターナショナルは工場設立に向けて10億~12億ドルの資金を調達するとともに、MOU署名後14カ月以内にアクエリアス・エンジンズの株式の10%(時価総額50億ドル)を購入できるオプションを有する。 アクエリアス・エンジンズは2014年9月に創業。2020年12月にテルアビブ証券取引所に上場して6,900万
4月8日、江島経済産業副大臣とアラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー・インフラ大臣がTV会談を行い、水素分野における協力覚書に署名をしました。会談では、UAEにおける水素分野における協力プロジェクトの進展を歓迎し、更なる協力の具体化に向けて連携していくことで一致しました。 この度署名された覚書では、水素政策の情報交換や水素製造及び日本への輸送を含むサプライチェーン構築、規制や基準の整備に向けた情報交換等に向けた協力を追求することとしています。 会談では、江島副大臣より、UAEが化石燃料に加えて再生可能エネルギーも豊富であり、安価な水素の供給国となる可能性がある旨述べるとともに、今回の協力覚書の締結を通じて、さらに協力を深化していきたいと述べました。 また、マズルーイ・UAEエネルギー・インフラ大臣からも、この覚書は、アラブ首長国連邦と日本とのエネルギー、インフラ分野等における緊
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