タヌキの置物を盗んだとして、愛知県警豊橋署は25日、窃盗の疑いで豊橋市多米町、無職木村修武容疑者(52)を逮捕した。「話し相手にしたかった」と供述しているという。 逮捕容疑では、24日午後11時10分ごろ、豊橋市内の会社員男性(41)宅の庭から、高さ約70センチの信楽焼のタヌキの置物(1万円相当)を盗んだとされる。男性が物音に気付き、置物を運び去る木村容疑者を発見。一度は見失ったが、数十分後に再び現れたため取り押さえ、110番通報した。 同署によると、木村容疑者は容疑を認め、「同居の父と兄が1年ほど前に亡くなり、話し相手にしたかった。家には、盗んだタヌキの置物が10体くらいある」と話しているという。(中日新聞)