IoT(モノのインターネット)活用の巧拙が、製造業の競争力に直結する時代に突入した。日本のモノづくりが進化するために「つながる」という新たな技術で、競争力の源泉である現場力を高める取り組みが始まっている。 トヨタ自動車、日立製作所など大手製造業約70社が参加するインダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)。日本の製造業の強みを生かしたIoTを実現するため、約25件の実証事業を進めている。 実証の特徴は「現場の人を主役としたIoT」(西岡靖之理事長=法政大学教授)。機械やITの技術進化に主眼を置く米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスとの違いを打ち出す。 これまで日本メーカーは、生産ラインでの地道なカイゼン活動などを通じ競争力を磨いてきた。IoTでその強みをどう伸ばすかは、日本企業が突き詰めるべきテーマ。これを先導するのが自らメーカー機能も持つ電機メーカー各社だ。
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