下の写真は、見てのとおり祭の山車が踏切を渡るところです。ところが、なぜか竹梯子(はしご)が二本写っています。梯子の先端をみると判りますが、電車の架線を持ち上げているのです。 ここは、名鉄河和線半田口駅のすぐ南にある踏切です。 半田市には31両もの山車があります。それらは10地区の祭りに使用されるものですが、いずれも春祭りで、まさにいまが旬です。なかでも、今年の場合は4月14日(土)15日(日)がお祭の集中日で、7地区の山車祭りが一斉に行われます。 そのうち、岩滑地区・上半田地区・協和地区にある各2台ずつの山車は、巡行途上に名鉄河和線の踏切を渡ります。 ところが、山車はご覧の通り背が高いので、踏切を渡るときに電車の架線が邪魔になります。もちろん、接触したら感電! とはいえ、架線を切断すると電車を止めなければなりませんから、それもできません。 幸いなことに、山車は巡行中に屋根を低くしているため