ある、社外の人との集まりに顔を出した時のこと。IT分野の経験を積んだ人が多く、みな一家言持っておられる。わたしは昨年後半から、久しぶりに社内のIT関連業務を見るセクションに移ったばかりなので、最近の事情に疎い。なるべく拝聴する側に回ることにした。話は業界の技術トレンドから、クラウドやビッグデータといった最新のバズワードに向かい、日本のIT業界の現状をなげく論調にうつった。日本を代表する大手SIerたちの低空飛行ぶり、技術的イノベーションの不足、そして多重下請に象徴される業界の構造的問題。追い打ちをかけるように、オフショアとの競合による単価の下落。なんだか、あんまりエンカレッジされるような話題が出てこない。 --だとすると、日本のSI業界というのは将来性があるのでしょうか? わたしは思い切って、直球ど真ん中の質問をなげてみた。しかし返ってきたのは、苦笑いするように首を横に振る姿ばかり。 「情
今年のブックフェアの基調講演で角川会長が出版業界は一致団結して打倒Amazonだ、みたいな話があったとか。 打倒Amazon! 出版社と書店の図書館構想 もう遅いって。 誰が見てもそんなことわかってると思うんだが。大手全社が、Amazonへは商品供給しません、ぐらい出来れば、何とかなるのかもしれないが、大株主になっていてすら何も出来なかったブックオフへの対処例を見てるから、そんなこと出来そうにないことぐらい私でもわかる。 こないだ、Amazonに転職した元同僚と飲む機会があったので、 「おまえのAmazonでのミッションって何なわけ?何をめざしてるんだ?」って聞いてみたんだけど 「世の中にあるリアルショップをすべて無くすこと。それも10年以内に」と即答されたときには、ちょっと言葉に詰まった。 そしてそれは不可能ではないと思っている、と付け加えられた。 いや、「黒船」から戦争を仕掛けられてい
全日本空輸(ANA)が、貨物事業向けの新基幹システムでNTTデータと成果報酬型の契約を結んでいることが分かった。新システムは、貨物の予約や搬入、積載など一連の中核業務を支援するもので、2013年3月に稼働している。 ANAは新システムの月額利用料金をNTTデータに支払っている。システム利用料金は、ANAが取り扱った貨物量(貨物の搭載重量)に応じて変わる。 「業績に応じてITコストを変動費化させるため、成果報酬型契約を結んだ。『事業が好調で払える時には多く、払えない時には少なく』ということ」。ANAの後藤孝宏業務プロセス改革室ITサービス推進部主席部員はこう説明する。従来型の契約を結んだ場合、数億円のシステム構築費用がかかったもようだが、ANAはこの初期費用をゼロにした。 「システム構築費用は工数に基づく料金をいただくのが基本だが、事業環境の変化が激しく、ITコストの変動費化を望む場合は、成
紙面で読むVW本社工場の敷地内にあるオートタワー。工場から出荷されたばかりの新車800台が二つのタワーで納車を待つ。ここで新車を直接受け取ることができ、遠方から訪れる客も多い=木村裕明撮影 欧州の自動車最大手、独フォルクスワーゲン(VW)が2018年に販売台数で世界首位に立つ目標に向けて攻勢を強めている。世界各地のニーズを満たす多様な車を開発しながら、量産によるコスト削減も同時に進める。快進撃の原動力は、この二兎(にと)を追う車の「設計革命」にあった。 ドイツ中部のウ… 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事〈ロイター〉独アウディの5月自動車販売、前年比+6.4%6/6HV急伸、日米が柱 トヨタ500万台突破 新興国開拓がカギ4/18トヨ
「サスティナブル・カップル」は、働く女性とそのパートナーが、仕事も家庭も持続可能に両方楽しむためのコツを、様々なカップルに聞いて紹介するシリーズです。 第1回目はイラストレーターで、5月にエッセイ集『東京おとな日和』を上梓なさった松尾たいこさんと、ジャーナリストの佐々木俊尚さんにお話を伺ってきました。 家事は無理をせず、好きなことをやっている。 —女性が働いている場合、家事の分担が夫婦間で問題になることが多いそうです。『東京おとな日和』に、佐々木さんが料理をしていると書いてありましたが、ご夫婦で家事はどのように分担していますか? 佐々木俊尚さん:分担をしているというより、それぞれが好きなことをやっている感じ。料理は好きだからやっています。家事を無理してやる必要はないと思うんですよ。洗濯や掃除など、大変だったら外注すればいいんだし。 松尾たいこさん:私は犬のお世話担当です(笑)。二人とも忙し
私事ですが、先日、2年ほど勤めた会社を退職しました。 会社を辞めた理由ですが、細かい話はまぁ色々とあって実際にはそれほど単純ではないんですが、大きく(1)そろそろ会社のハードワーキングな働き方がキツくなってきたということと、(2)会社の外で色々とやってみたいことが多くなってきた、という2点に集約されると思います。 (1)についてですが、僕が働いていた会社は、実際ハードワーキングな職場でした。もっとも、某居酒屋チェーンのようなブラックかというとそんなことはないです。お給料は仕事が忙しいぶんそれだけ高めに貰っていましたし、法令遵守も行き届いていました。タクシーで深夜帰宅する際には、タクシー代も会社から出てました。たまに、ブログの内容から僕がブラック企業で酷い仕打ちをうけながら働いていると勘違いする人がいますが、それは間違いです。以前、職業選択マトリクスという記事を書きましたが、それでいうところ
こんにちは、田村です。 盲腸だったり、サドルバッグ紛失だったり、 独立や自転車盗難事件など、最近は お騒がせする事柄が多い本ブログです。 さて、午前中に、ある方からメールで 「田村サンのと思われる自転車を落札した」と連絡を頂戴しました。 しかし、その自転車は盗まれていないのです! その一台もガレージに置いていたのですが、 最初の3台が盗まれたことに気づいた後、 室内へ移動させていたからです。 そして、盗まれたケルビム・ランブラーも出品されていました。 キャノンデールCAAD8も出品されてました。 この二台のロードは盗まれていません。 すべて、オークションの取引は終了してます。 最初にこれらの出品写真を見た時は、 まさにガレージの壁面が背景ですし、 僕がブログに掲載した画像を転載し、 なりすまし出品してるのか……と、思いました。 しかし、「左頭」で自転車の真横写真を撮ることは、 僕をはじめサ
とりあえず一区切りついたので俺のこの2ヶ月のマルチ商法への勧誘をつづることにする。 3月某日。 合コンに呼ばれたので参加。 3対3の合コンのはずが女性人がひとり少ないという展開。 でもちょうど前の銀座の仕事をやめたばかりだったので飲み会を楽しんだ。 年齢層が上で付き合うとかはありえない感じの人たちだった。 4日後、その合コンにいた女性(31歳)から飲み会があるから来ないかとの誘い。 続きはこちらから
NTTドコモがソニーと韓国サムスン電子の2端末に集中する「ツートップ戦略」を採用してから、もうすぐ2カ月。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」への対抗策だったが、顧客獲得には期待したほどの結果が出ていない。国内携帯電話メーカーの間にはドコモの非情の決断に嘆きの声が広がり、「ドコモ離れ」の動きも出てきた。サムスン優位は許せないドコモ本社と目と鼻の先の経済産業省。梅雨に入ったころからか、本館3階の商務情報政策局に、富士通やNEC、パナソニックなど国内メーカーの渉外担当幹部が顔色を変えて駆け込むようになった。「ソニーはともかく、サムスンを優位にするような戦略は許されるのでしょうか」「これ以上苦しくなったら、我々の立場がなくなってしまいます」多くは、国内の携帯電話ビジネスの頂点に立つドコモへの注文や批判。ソニーの「エクスペリアA」とサムスンの「ギャラクシーS4」の2端末だけ、値下げ原資の販
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