自ら研究した漢字の法則について、ホワイトボードに書きながら解説する小林都央さん。疑問に思ったことや頭の中をよく書き出すという=東京都の自宅でこの記事の写真をすべて見る 「ギフテッド」と呼ばれる特定分野で突出した才能を持つ人たち。並外れた能力を発揮する一方、学校の授業や生活が苦痛、社会人になっても居場所がないなど、生きづらさを抱えている。『ギフテッドの光と影』(朝日新聞出版)の著者が、ギフテッドの人たちの苦悩に迫った。AERA 2023年5月29日号の記事を紹介する。 【写真】フォトグラファーの仕事のかたわら、小さなバーでギフテッド向けのサロンを開く立花奈央子さん * * * 東京都内に住む小学6年の小林都央さん(11)は小4で英検準1級(大学中級程度)、小5で漢字検定2級(高校卒業程度)に合格し、英語と日本語を操るバイリンガル。IQ(知能指数)は平均とされる100を大きく上回る154だ