2007/01/30 ヴェネツィア特有の名称 カテゴリ:街について 迷路のように入りくんだ、ヴェネツィアの街を地図を片手に歩くとき、きちんと読み取りたいのが現在地を示す標識です。この表示板は「nizioletto」(ニショエット=小さなシーツという意)と呼ばれるもので、白地に黒文字で道の角、広場、橋の付近などの建物の壁に直接、ヴェネツィア方言で記入されています。 イタリアのみならずヨーロッパの街ではたいてい、通りの名前と番地に広場の名称を把握しておけば目指す場所に着くことができます。が、ヴェネツィアでは住所表示も例えば「Dorsoduro3136」のように地区名のあとに番地があるだけのもので、そこがどの通りにあるのか、どの広場や橋の近くなのかということが分からなければ、住民でも簡単ではありません。例えば写真にあるCAMPO(カンポ)は広場と言う意味で、「ドルソドゥーロ地区のサンパンタロン広
