なぜ大学のアメフト部が60億も“稼げる”のか? 河田剛氏に聞く米国カレッジスポーツ驚異の構造 vol.1 2017/2/26 7:00 新川諒 すべてが桁違いのアメリカンスポーツ産業のダイナミズムは、アマチュアの大学スポーツにおいても際立っている。スタンフォード大学アメリカンフットボールチームでオフェンシブ・アシスタントを務める河田剛氏に、米国のカレッジスポーツの儲かり続ける「夢のビジネスモデル」についてお話をうかがった。 文=新川諒、写真=新井賢一 4億7千万円を稼ぐスタンフォード大学のヘッドコーチ スタンフォード大学のアメリカンフットボールの指揮を執るデビッド・ショーは年俸410万ドル(約4億7200万円)を稼いでいる。日本のプロ野球でも得ることはない年俸を稼ぐ河田の上司だが、それでも大学アメリカンフットボールのヘッドコーチの中では19位に過ぎない(USAトゥディのランキングより)。
根っからのアメリカンフットボール好きとして、試合がない3月のこの時期でも、自宅で暇があると米NFLドラフト候補のカレッジフットボール有力選手の情報を調べる。 以前と違うのは、youtubeなど動画投稿サイトの発達だ。有力選手の1試合分のプレーだけを抽出したダイジェスト映像が簡単に見られるようになった。 上位指名候補ともなるとそういった動画が多数あり、夜更けまで見入ってしまう。NFL選手と変わらない鍛えられた肉体の持ち主たちが、走り、跳び、捕球し、タックルする。圧倒的な迫力に、彼らがほとんど、まだ20~22歳の大学生だという事実を忘れがちだ。 実際、彼らの年齢は、甲子園ボウルや関西学生リーグ、関東学生トップ8やビッグ8で戦っている日本の学生選手とほぼ一緒なのだ。もちろん、本場のプロを狙うNCAAトップ級選手と、日本の学生とでは体格も技量も違いすぎるから、彼我の差を感じるのは当たり前かもしれな
ネットウォッチャーotsuneとして長年活躍し、2018年4月1日に炎上対策会社MiTERUを立ち上げたおおつねまさふみ氏による、「ネット炎上しない、炎上しても延焼は防ぐ」ための連載コラムがスタート。 アメリカのことわざに「ハンマーしか持っていなければ、すべてが釘のように見える」というものがある。ひとつの手段に囚われるとその手段が目的化してしまうことへの戒めとして語られることが多い言葉だ。 if all you have is a hammer, everything looks like a nail これは高名な心理学者のマズローらが示した概念が元になっているそうだが、私はここに「炎上」を引き起こす人間の本質のようなものがあると感じている。 インターネットやソーシャルメディアの急速な普及によって、人びとはまるで、初めてハンマーを手に入れた子どものように振る舞うようになった。彼らは、せっ
<前編:アロハスタジアムに旋風を – 伊藤玄太(ハワイ大学)> 2013年10月、伊藤玄太は渡米した。 「アメリカでフットボールがしてみたい」 伊藤の中でわきあがる気持ちが、背中を押した。翌年、2年制公立大学であるサンタモニカカレッジに入学して、フットボール選手としての挑戦を本格的にスタートさせた。ここ数年、レベルはさまざまだが、米国でフットボールをプレーする選手は確実に増えている。彼らの多くと異なるのが、伊藤はNFLを目指していないということだ。「NFLのこと、あまり知らないんです。選手も分からない。僕はカレッジのファンで、アメリカの大学でフットボールがプレーしたいだけなんです」と伊藤は語る。米国でも多くの選手がそうであるように、伊藤はジュニアカレッジ(短大)からNCAA1部の大学への編入を目指すルートを選んだ。 167センチ、58キロ。高校2年時の伊藤の体格は一般人の平均体重と変わらな
現時点でベスト! kindleアプリを使用できる電子ペーパーandroid機のboox noteを輸入してみたのでレビュー 現時点でベスト! kindleアプリを使用できる電子ペーパーandroid機のONYX boox noteを輸入してみたのでレビュー 2018/04/11更新 早朝に更新しました。誤字合ったし別記事も書いたので。 前置き 最近は電子書籍も浸透して、pdfで技術書が買えたりkindleで豊富に配信され便利になってきました。 でも、未だに豊富なandroidアプリが使えてかつそこそこ画面サイズが大きく解像度が高くペン入力が使える端末はほぼ存在しませんでした。 一般的に入手しやすい電子ペーパー端末といえばsonyのDPT-RP1 があります。薄くて軽く、独自の静電容量方式のペン入力が使えてPDFの表示ができます。使っていますが技術書読むのに必需品です。紙の本重いし。 が、少
組み合わせでどんどん新製品が出てくる深圳の電気街 写真の折りたたみキーボードも、二つ折りはさまざまな企業が出しているのを見かけるが、便せんのように長辺を四つ折りにするのは他では見たことがないものだ。安直なコピー品が、お互いをコピーし合う間に突然変異を生んで進化する、まるでカンブリア紀の生物を見るような新製品開発が、深圳では行われている。 このスピードはすごいが、優秀な人たちなら安直なコピーから距離をおきそうなものだ。なぜこのような高速の、かつ大半が安直で、たまに大ヒットが生まれるカンブリア紀のような製品開発が可能なのだろう。 その秘密の一つは、深圳独自の知的財産管理システムにある。 深圳で製品のプロトタイプを作る場合、コモディティ化された部品を買うと、関連する知財がついてくる。たとえば「アクションカメラ」「スマートフォン」「タブレット」などは、設計済みのマザーボードが部品として売られていて
ホンダF1のF1最新情報、ニュースを掲載しています。F1ドライバーのコメントやF1チームの情報、レース結果などを随時更新しています。 F1パワーユニットの話題でたびたび登場する”熱”の問題。具体的にどんな影響があるのか、ホンダF1のエンジニアが解説した。 常に温かい場所を求めて年間カレンダーが組まれているF1において、気候に関する不満を聞くことはほとんどない。ただ、F1マシンのパワーユニットは非常に高温な状態で機能しているので、あまりにも暑すぎる気温は、そのパフォーマンスに影響を及ぼす場合がある。 第2戦の開催地バーレーンは、昼間の気温は30℃以上、夜になって下がっても20℃中盤。そのような環境で、パワーユニットはどうなるのだろう? ホンダF1のチーフエンジニア中村聡は「気温が上がると水温、油温、吸気温度も上昇します。特に温度が上昇するのが、インダクション(エンジンが外気を吸入する部分)で
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