発売した3月4日から少しずつプレイしていた『トライアングルストラテジー』をついにクリアした。2カ月以上かかったということになるが、プレイ時間はちょうど40時間。ボリュームたっぷりで、内容的にも満足度の高い作品に思えた。 しかし、このゲームには2周目として楽しめる要素がたくさんある。マルチエンド形式の作品であるし、仲間になるユニットも変わる。主人公セレノアが当主を務めるウォルホート家の仲間が多数決で次の行動を決める投票システム「信念の天秤」による分岐も豊富で、異なるストーリー展開や違うマップにおけるバトルが楽しめる。 ストーリーやキャラクターにすっかり魅了され、戦略的なバトルも夢中になって遊んだ。全クリアを目指して、さらに長時間をかけるだけの価値があるゲームとみた。だが、本稿ではあえて「真エンド」を目指さないで、自分のプレイを1周だけに留めるという「信念」について語ってみたい。 正直に打ち明
