JR西日本は、関西圏の通勤路線で終電を30分程度早める検討を始めた。早ければ2021年春のダイヤ改正から実施されるが、都市部では異例の取り組みだ。同社のねらいはどこにあるのか。鉄道ジャーナリストの枝久保達也氏が解説する――。 ■各社の終電が延びるなか、都市部で異例の前倒し 大手コンビニチェーンで深夜営業の見直しが進む中、鉄道にも「働き方改革」の波が押し寄せるかもしれない。旗振り役は2014年に計画運休を導入して、災害時の人々の動き方を変えた実績のあるJR西日本だ。同社は10月24日、夜間に線路などの点検作業の時間を確保するために、関西圏の通勤路線で最終電車の時間を30分程度早めたい意向を示した。1年間かけて検討を進め、早ければ2021年春のダイヤ改正で実施するという。 しかしこれまで、鉄道業界ではサービス向上のため終電を繰り下げてきた。例えば大阪市営地下鉄(当時)は2013年のダイヤ改正で
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