細野豪志原発事故担当相は12日、東京電力福島第1原発を視察した。記者団も同行して敷地内に入った。3月11日の事故発生後、敷地内が報道陣に公開されたのは初めて。 視察は年内の工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)終了を目指して進む事故収束作業を見る目的で、園田康博内閣府政務官も参加。記者団は福島第1原発の南約20キロの事故対応拠点「Jヴィレッジ」で防護服を着用、構内へ入った。 福島第1原発の公開については、報道各社が取材機会を設けるよう繰り返し求めていたが、政府と東電はこれまで、敷地内の放射線量が高いうえ、作業に支障があるなどとして認めてこなかった。細野氏は、今月1日に「現場が徐々に落ち着いてきて環境が整った」として同行取材の形で報道陣に公開する考えを明らかにした。 ※ 写真をクリックすると大きな画像を見ることができます 無残な姿をさらす福島第1原子力発電所4号機。震災から8カ月がたち