7月3日、ペルー北部カハマルカなどで、金・銅鉱山開発計画に反対するデモ隊と警官隊が衝突し、2人が死亡、21人が負傷した。写真は今年2月にリマで行われたデモ(2012年 ロイター/Enrique Castro-Mendivil) [リマ 3日 ロイター] ペルー北部カハマルカなど2カ所で3日、米鉱山会社ニューモント・マイニングの金・銅鉱山開発計画「コンガ・プロジェクト」に反対するデモ隊と警官隊が衝突し、2人が死亡、21人が負傷した。昨年末から続く衝突で死者が出たのは初めて。
7月3日、ペルー北部カハマルカなどで、金・銅鉱山開発計画に反対するデモ隊と警官隊が衝突し、2人が死亡、21人が負傷した。写真は今年2月にリマで行われたデモ(2012年 ロイター/Enrique Castro-Mendivil) [リマ 3日 ロイター] ペルー北部カハマルカなど2カ所で3日、米鉱山会社ニューモント・マイニングの金・銅鉱山開発計画「コンガ・プロジェクト」に反対するデモ隊と警官隊が衝突し、2人が死亡、21人が負傷した。昨年末から続く衝突で死者が出たのは初めて。
ペルー北部カハマルカ市から北東に70キロ離れたチョロパンパ村を訪れた。2000年6月、トラックが誤って150キロもの水銀を道路にこぼす事故を起こした村だ。米鉱山会社ニューモントの開発するヤナコチャ金山で「副産物」として産出された水銀を購入業者がリマに運ぶ途中だった。村には今も、頭痛や鼻血、手足の震えを訴え、「筋肉に力が入らない」などと語る住民がいる。 「サインができない。右腕に力がはいらない」。マニュエル・マンティジャさん(52)は2年前から右手が震えるようになった。事故直後、ニューモント社から日当40ソル(約1140円)を受け取り、道路にあふれた水銀を回収する仕事をした。半年後の尿中水銀濃度は正常値上限の7倍近かった。 継母のフェリパ・チャベスさん(78)も03年から手が震え始め、3年前から立てなくなった。医者にはパーキンソン病と診断されている。同じ症状に苦しんだビセンテ・サラテ元村長は
米国の「裏庭」と呼ばれてきた中南米。かつては米中央情報局(CIA)が左翼政権の転覆工作を企て、米国に有利な政治・経済体制が形作られてきた。しかし、近年の米国の影響力低下を受け、力でねじふせられてきた矛盾や不満が噴き出し、紛争や国際訴訟に発展するケースも出てきた。斜陽の米国と新興・中南米の新たな関係を探る連載「中南米の乱」。第1部は鉱山開発を巡るペルーの現状を取り上げる。【カハマルカ(ペルー北部)で國枝すみれ】 ◇地元農民「金より水」 「鉱山にノー」「金より水だ」。ペルーの首都リマから北に約600キロ離れたカハマルカ州の州都カハマルカ市。米鉱山会社ニューモント社(本社・米コロラド州)による金山開発に反対する地元農民約2万人が昨年11月、抵抗ののろしを上げた。 ニューモント社が開発したカハマルカ市郊外のヤナコチャ金山は南米最大の面積を誇り、年100万オンス(約31・1トン)の金を産出する。ニュ
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